マンションの防音リノベーションとは?床・壁・窓のポイントを解説
マンションは、安全性や共用設備などの住環境が整っていることから人気のある不動産です。
しかし、集合住宅であるため、周辺からの騒音や自分が立ててしまう物音が気になることがあります。
そこで今回は、防音のためにおこなうマンションのリノベーションとして、床・壁・窓それぞれのポイントや費用を解説します。
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マンションの防音リノベーション①床
防音を目的としてマンションのリノベーションをおこなう場合、まず考えたいのが床の工事です。
床の防音リノベーションにはどのようなものがあるのか、実施するメリットや費用をチェックしてみましょう。
マンションでおこなう床の防音リノベーションとは
2階以上の部屋に住んでいて自分や家族が立ててしまう騒音が気になる場合、床の防音リノベーションがおすすめです。
とくに、小さな子どもが走りまわる音や椅子などの家具を移動する音が原因で騒音になっているならば、防音機能を持たせた床材への張り替えを考えると良いでしょう。
ただし、住んでいるマンションによっては、管理規約のなかで使える床材の遮音規定が設けられている場合があることは注意点です。
防音のためのリノベーションであっても、遮音規定などマンションのルールを確認することが大切です。
マンションで床の防音リノベーションをおこなうメリット
マンションで床の防音リノベーションをおこなう場合、下の階の住民からのクレームを気にせず暮らせることがメリットです。
子どものいるファミリーであれば、日常的に階下への騒音が問題となりやすく、クレームが発生することも珍しくありません。
また、椅子を引く音やスプーンを落とした音など日常のなかのささいな音も、階下の住民にとってはストレスになり積み重なるとクレームになりやすい特徴があります。
こうした騒音によるクレームが発生してしまうと、自分や家族が原因の物音を気にするあまりストレスになり、苦痛を感じることもあるでしょう。
思い切って床の防音リノベーションをおこなえば、こうしたストレスや苦痛から解放されることはメリットです。
マンションで床の防音リノベーションをおこなう場合の費用
マンションでおこなう床の防音リノベーションは、防ぎたいものが「軽量衝撃音」か「重量衝撃音」かによって費用が異なります。
軽量衝撃音とは、スプーンなど小さなものを落とした音やスリッパの音などを指します。
軽量衝撃音の防音リノベーションとしてフローリングをカーペットに張り替える場合、費用相場は6畳で4万5,000円~12万円です。
また、通常のフローリングを防音フローリングや防音カーペットに張り替えるならば、費用相場は6畳の部屋で6万円~23万円となります。
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マンションの防音リノベーション②壁
壁越しに隣の住戸と接しているマンションでは、壁の防音リノベーションも大切なポイントです。
壁に対する防音リノベーションの内容とともに、メリットや費用もチェックしてみましょう。
マンションでおこなう壁の防音リノベーションとは
日常的に隣家の物音が戸境壁をとおして聴こえる場合、壁の防音機能が低い可能性があります。
隣家からの話し声・電話の音・テレビの音などが漏れてくるならば、壁の防音リノベーションを考えるのがおすすめです。
もちろん、隣家からの音が聞こえるのと同様に、自分の家から発せられる生活音が周囲に漏れている可能性があります。
騒音によるトラブルを防ぐだけでなく、自分や家族のプライバシーを守るためにも、壁の防音リノベーションは大切なポイントです。
マンションで壁の防音リノベーションをおこなうメリット
まず、壁に対して防音リノベーションをおこなうと、隣家からの物音が気にならなくなることがメリットです。
とくに、夜間の話し声やテレビの音などが原因で睡眠不足になっている場合には、壁の防音リノベーションで生活の質が向上します。
また、自分や家族が原因で周囲に迷惑をかけずに済むことも、壁の防音リノベーションのメリットです。
生活リズムや生活スタイルによっては、気が付かない間に迷惑になるレベルの騒音が発生している可能性があります。
マンションで壁の防音リノベーションをおこなう場合の費用
生活音を軽減するための壁の防音リノベーションでは、壁の内側に防音材などを入れることになります。
6畳の部屋で戸境壁の遮音のためのリノベーションにかかる費用は、18万円~25万円が相場です。
壁の防音リノベーションでは、すべての壁に防音材を入れるのではなく、とくに音が漏れやすい壁を特定することが大切になります。
騒音が漏れやすい場所には子ども部屋や水回りが挙げられ、隣家からの騒音を防ぎたい場所としては寝室が挙げられます。
また、壁の内側に入れる防音材には、音を吸い込む吸音材・音をはね返す遮音材・振動を抑える防振材を選べることがポイントです。
こうした防音材を目的に合わせて選ぶとともに、換気口などについても防音対策を考えることが大切です。
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マンションの防音リノベーション③窓
マンションの防音リノベーションで忘れてはならないのが、窓の工事です。
周囲の住戸からの騒音だけでなく、窓をとおして入ってくる騒音についても考えてみましょう。
マンションでおこなう窓の防音リノベーションとは
マンションの立地によっては、隣家からの騒音ではなく外からの騒音が悩みの種となる場合があります。
とくに、窓のすぐ外に道路がとおっている場合、車の音や人の話し声が気になるでしょう。
また、学校や公園など、子どもの遊ぶ声が大きくなりやすい場所でも、窓の防音リノベーションがおすすめです。
ただし、窓に対するリノベーションについては、マンションの管理規約で工事範囲が制限される場合が多い点に注意が必要です。
専有部分である内窓ならば工事が許可される場合がほとんどであるものの、ベランダのサッシ枠や窓ガラスは共有部分に該当するため工事できないこともあります。
まずは、マンションの管理規約を確認するとともに、状況に応じて管理会社や管理組合にも相談してみましょう。
マンションで窓の防音リノベーションをおこなうメリット
マンションで窓の防音リノベーションをおこなうと、道路に面した部屋でも外からの物音が気にならなくなることがメリットです。
日常的に騒音が外から入る立地であれば、窓に防音機能を持たせればストレスを軽減できます。
また、通常の窓にくわえてもう1枚窓ガラスを設置する2重窓にした場合、騒音をシャットアウトできるのはもちろんのこと、部屋の気密性も上がります。
部屋の気密性があがるとエアコンの効率も良くなり、快適に生活できることもメリットです。
暑さや寒さが気になる場合には、2重窓の間の空気がクッションとなり、騒音とともに熱気・冷気の侵入を防ぎます。
マンションで窓の防音リノベーションをおこなう場合の費用
マンションで窓の防音リノベーションをおこなう場合、2重窓の設置または防音ガラスである複層ガラスへの取り替えが有効です。
現在設置されている1枚の窓ガラスにもう1枚窓ガラスをくわえて2重窓にするならば、費用相場は1か所あたり8万円~15万円となります。
また、防音機能のある複層ガラスへの交換は、1か所あたり5万円~15万円が費用相場です。
一般的には、複層ガラスよりも2重窓のほうに高い遮音性があるとされています。
窓の防音リノベーションでは、窓の種類やサイズによって相場よりも高額になる場合があることは注意点です。
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まとめ
階下への騒音が気になるならば、マンションの床の防音リノベーションで防音フローリングや防音カーペットへ張り替えるのがおすすめです。
戸境壁からの生活音が気になる場合、壁の内部に防音材を入れる壁の防音リノベーションを検討してみましょう。
外からの騒音にお悩みならば、2重窓の設置や防音性のある複層ガラスへの交換がおすすめです。
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