マンションをフルリノベーションする!費用とどこまで可能かについても解説

お役立ち情報

マンションをフルリノベーションする!費用とどこまで可能かについても解説

マンションのフルリノベーションをしたいと思っているものの、どこまで手を入れて良いのか分らず悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
あらかじめリノベーションについて調べておくのは、実際に工事が始まってから慌てたり困ったりしないようにするうえで重要です。
この記事ではマンションのフルリノベーションについて、どこまでできるのか、予算や購入時のポイントもあわせて解説します。

マンションのフルリノベーションはどこまで可能?費用は?

マンションのフルリノベーションはどこまで可能?費用は?

フルリノベーションとは、既に完成している建物を一度骨組みのみの状態にして、間取りを変えたり配管を変えたりする改修を指します。
骨組みのみを残すリノベーションなので大がかりな改修が可能で、より希望に添った間取りにできるのが特徴です。
ただしマンションのような集合住宅の場合は、改修できる範囲が戸建てほど自由ではないため、どこまでできるのか前もって確認する必要があります。
マンションでフルリノベーションがどこまでできるのかに関しては、室内の専有部分のみです。
専有部分とは室内の内装、設備、配管、配線、玄関扉の鍵や内部の塗装などで、玄関扉そのものや自宅前の廊下、ベランダやバルコニーは共有部分なので改修できません。
つまり基本的には室内ならば自由にフルリノベーション可能なので、内装や間取りを自由に変更できますが、物件によって制限が異なります。
そのため、実際に改修プランを決める前にマンションの管理規約に目を通してリフォームやリノベーションをどこまでおこなって良いか確認しましょう。
管理規約を確認して問題がなければ、4LDKの室内を2LDKに変える部屋数の変更や、キッチンやバスルームなど水回りの位置の変更などを自由におこなえます。
マンションでフルリノベーションはどこまでできるか確認したら、次は実際にかかる費用についても押さえておきます。
フルリノベーションをおこなう場合、平米単価の目安はおよそ8~22万円となっており、使用する素材や設備に必要以上にお金をかけないようにすれば平米あたり15万円ほどで可能です。
この平米単価を目安に、改修内容の希望や予算について、工事を依頼する業者に伝えて相談に乗ってもらうと安心です。

マンションをフルリノベーションする際に実現可能な費用と予算

マンションをフルリノベーションする際に実現可能な費用と予算

マンションをフルリノベーションしたいと思った場合、断熱性能をアップさせるために窓を交換する、水回りの位置を変える、間取りを変えるなど、さまざまな希望があるでしょう。
予算をどれくらい用意できるかによって可能なリノベーションの内容が異なり、すべての希望をかなえるのは難しい場合もあります。
ここからは予算に応じてどのくらいのリノベーションができるか、例を挙げていきます。

予算200万円でできるリノベーション

150万円前後のキッチン設備を選んで交換する場合、工事費込みで200万円で施工可能です。
他に、居室のクロス貼り替えやトイレ設備の交換などができます。

予算300万円でできるリノベーション

先述の方法により200万円でキッチンの変更をおこなった上で、居室のクロス貼り替えとトイレの設備交換も同時に工事ができるでしょう。
ただし、水回りの位置を変える場合は配管工事も伴い、場所によっては工事費用が高額になってしまい300万円で収まらないケースもあるため、前もって確認するのをおすすめします。

予算400万円でできるリノベーション

60平米ほどの広さで予算が400万円ある場合は、キッチンとトイレ、バスルームのすべてをリフォーム可能です。
さらに、それぞれの設備に高価なものを選ばなければ、クロスの貼り替えや照明の交換もできます。
また、和室を洋室に変えるなど、比較的大がかりな改修もできるでしょう。

予算500万円でできるリノベーション

予算が500万円用意できれば、60平米ほどの広さのマンションですべての水回りの改修、クロスの貼り替えに加えて、照明やカーテンの質を上げるのも可能です。
他に、壁に沿って設置されたウォール型キッチンを対面型のキッチンに変更する工事もできるでしょう。

予算500万円以上でできるリノベーション

予算が500万円以上用意できる状況であれば、間取り変更を伴うリフォームも可能です。
フルリノベーションの一種であるスケルトン工事は、1,000~2,000万円ほどと高額な費用がかかるため、予算に余裕がある場合におすすめできる工事です。
スケルトンリフォームをおこなえば、部屋の数を変えたり設備をすべて交換したりできますが、壁を撤去するため新たに改修や補強が必要な部分が発見される可能性もあります。
その場合は追加で料金が発生するケースもあるため、ある程度予算に余裕を持たせたり、設備選びに慎重になったりするのが大切です。

マンションをフルリノベーション前提購入の費用などのポイント

マンションをフルリノベーション前提購入の費用などのポイント

最初からフルリノベーションするのを前提にしてマンションを購入する場合は、いくつかのポイントを押さえて物件選びをすると失敗しにくいでしょう。
ここからは、マンション購入後にフルリノベーションする点を踏まえた物件の選び方について、ポイントを解説します。

購入と同時にフルリフォームする場合

マンションを購入し将来的にリフォームをするのではなく、購入と同時にフルリフォームする場合、物件を選ぶ時点でリフォーム内容について考えながら検討するのがポイントです。
先述したとおり物件によってリフォームやリノベーションに対するルールが異なるため、あらかじめ管理規約をチェックしたり管理組合に問い合わせたりしておきましょう。
また、なかにはすでにリフォームを施したうえで売りに出している物件もあり、この場合はリフォーム代がプラスされているかもしれません。
なかには、希望していない部分のリフォームが施されて価格が高くなっているケースもあるため、注意が必要です。
また、リノベーションについては専門的な知識が必要なので、自分だけの判断で購入する物件を決めず、不動産会社に相談して物件選びをするほうが安心です。

水回りを移動する場合

マンションのフルリノベーションができるのは室内の専有部分と先述しましたが、物件によっては改修できない部分もあります。
とくに水回りは配管が通っているため、他の部屋との兼ね合いや配管の状態などから位置の変更などができないケースも。
また、上下水道はある程度の勾配がないと水が流れにくくなるため、十分な勾配が取れない場合は大がかりな工事が必要となります。
このような配管関係の工事が関係してくるため、水回りの移動は費用が高くなる可能性もあります。

リノベ向き中古マンションを選ぶ

近年リノベーションをして自分好みの住まいにする方も増えているため、リノベーションに適した中古物件も増えています。
たとえば上下水道や配管を変更する工事が不要、IHコンロへの変更が可能など、制約の少ないリノベ向き中古マンションを選ぶのも、おすすめのポイントです。
制約が少なく、余計な工事を必要としない物件を選べば、費用が余計にかかる心配もなく、好みに近い改修ができるでしょう。

まとめ

マンションでは室内の専有部分しかフルリノベーションできないため、あらかじめどこまで可能なのか確認しておく必要があります。
また、予算によって実際にリフォームやリノベーションできる内容は異なります。
スケルトンのような大がかりな工事を必要とする場合は、予算に余裕を持たせておきましょう。
フルリノベーション前提でマンションを購入する際には、いくつかのポイントを把握しておくと失敗しにくいです。


”お役立ち情報”おすすめ記事

  • シェアハウスとコリビングスペースの魅力とは?若者に人気の新しい住まい方の画像

    シェアハウスとコリビングスペースの魅力とは?若者に人気の新しい住まい方

    お役立ち情報

  • 新生活に向けた準備!賃貸契約の流れと注意すべきことの画像

    新生活に向けた準備!賃貸契約の流れと注意すべきこと

    お役立ち情報

  • 空間を柔らかく演出するアーチ開口の魅力の画像

    空間を柔らかく演出するアーチ開口の魅力

    お役立ち情報

  • 冬をもっと快適に!リノベーションで叶える暖かい住まいの画像

    冬をもっと快適に!リノベーションで叶える暖かい住まい

    お役立ち情報

  • リノベーション向き物件とは?選び方や注意点を解説の画像

    リノベーション向き物件とは?選び方や注意点を解説

    お役立ち情報

  • 購入したマンションをリノベーションする魅力は?費用とデメリットを解説の画像

    購入したマンションをリノベーションする魅力は?費用とデメリットを解説

    お役立ち情報

もっと見る