実家のリノベーションをおこないたい!費用や注意点をご紹介
築年数が経ってきた実家は、リノベーションを検討する方が多いでしょう。
しかし、慎重に資金計画を立てないと、余計に費用がかかる可能性もあるので注意が必要です。
そこで今回は、実家のリノベーションをする目的やかかる費用、押さえておきたい注意点をご紹介します。
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実家のリノベーションをする目的とは
実家のリノベーションをおこなう目的は、各家庭によってさまざまです。
代表的な目的を挙げるなら以下の3つがあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
実家をリノベーションする目的①思い出の家に住み続けるため
実家には、家族や親戚・友人などと過ごした時間がたくさんあります。
しかし、建物は年月とともに劣化してしまうため、取り壊しや改修が必要です。
ただ、なかには取り壊してしまうのは寂しいといった方もいるので、そのようなときにリノベーションが役立ちます。
実家のリノベーションをおこなえば、思い出の住まいを活かしながら、現在のライフスタイルに合った暮らしが実現可能です。
とくに、子育て世帯は慣れ親しんだ街から離れたくない方も多いでしょう。
そのまま地域に住めば、子ども会などのコミュニティにも入りやすいため、実家のリノベーションはより快適な暮らしを手に入れるひとつの手段となるはずです。
実家をリノベーションする目的②親を見守るため
親が高齢になる家庭では、リノベーションで実家を二世帯住宅にして近くで見守る方法も考えられます。
老人ホームや介護施設の空きが少ない地域では、このような理由でリノベーションを検討するでしょう。
自治体によっては、両親との同居に対する補助金を用意しているケースも多いので、事前に内容を確認しておくことが大切です。
補助金が利用できると、土地や新築購入の費用を削減できるため、その分内装や設備にもお金をかけられます。
実家をリノベーションする目的③郊外の実家に戻るため
リモートワークの普及により、勤務先に縛られず住まい選びができるようになりました。
このような理由から、都市部の賃貸物件を引き払い、実家に戻るといった選択肢も増えています。
郊外の実家をリノベーションすれば、現状よりも広さに余裕のある暮らしができるようになるでしょう。
さらに、内外装を一新すると、新築同様の綺麗な住宅に生まれ変わります。
親や子どもの持ち物が詰まった実家のリノベーションであれば、不用品を整理するチャンスにもなるはずです。
リノベーションをする目的は、これ以外にもさまざまなものがあるので、ライフスタイルや希望に合わせて検討していきましょう。
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実家のリノベーションでかかる費用
リノベーションでかかる費用は、工事内容や面積・使用する材料によって異なります。
目的や予算を考慮しないまま工事をおこなってしまうと、高額な出費となり、家計を圧迫させる恐れもあるので注意しましょう。
実家のリノベーションで失敗しないためには、それぞれの工事ごとにかかる費用を事前に押さえておくことが大切です。
バリアフリー化にかかる費用
親と同居するときのリノベーションでは、段差解消や手すりの設置などバリアフリー化をプランに盛り込みましょう。
バリアフリー化をおこなわないと、将来足腰が悪くなったり、車いすが必要になったりしたときに、追加でリフォーム費用がかかってしまいます。
どの程度のクオリティかにもよりますが、段差解消には1万〜28万円ほど、手すり設置には0.5万〜18万円ほど必要です。
とくに、介護が必要なケースでは、トイレや脱衣場を広くする必要もあります。
浴室の工事には250万円ほどかかるケースもあるので、資金計画はライフスタイルや要望を考慮したうえで慎重におこないましょう。
二世帯住宅にするときの費用
二世帯住宅には、設備や住空間をどこまでを共用するか、さまざまなパターンがあります。
とくに費用が高くなりやすいのは、完全分離型です。
玄関や水回りなど居住空間がすべて分かれている住宅形態となるため、間取り変更などに高額な費用がかかります。
逆に費用が安くなりやすいのが、完全同居型です。
住宅設備や内装の一新で済むケースが多く、リノベーション費用を抑えられます。
離れに部屋を増築するときには、25万~65万円ほどの費用がかかるので、要望や予算を考慮しながら計画していきましょう。
フルリノベーションするときの費用
フルリノベーションとは、住宅全体をリノベーションすることです。
大規模な工事となるため、費用は高額になると覚えておきましょう。
一戸建てのフルリノベーションにかかる費用は、1,500〜2,500万円が相場です。
住宅の状態によっても費用は大きく変わるので、予算に合わせて工事内容を検討する必要があります。
とくに築年数が経っている住宅は、補強工事が必要になる可能性があるので注意しましょう。
耐震補強の費用目安は、100万〜300万円となっています。
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実家のリノベーションで押さえておきたい注意点
実家のリノベーションでは、贈与税がかかるケースがあります。
親の名義のまま子世帯が110万円以上の費用を負担してしまうと、住宅を贈与したとみなされる可能性があるので注意が必要です。
この注意点を把握していないと、余計な税金が発生してしまうでしょう。
そうならないように、以下の対策をおこなっておく必要があります。
子が実家を購入したうえで名義を変更する
贈与税が発生するといった注意点を避けるためには、子世帯が実家を購入し名義変更する方法がおすすめです。
建物を購入すれば、贈与があったとみなされる心配もありません。
築年数が経っていれば、固定資産税評価も低くなるので、少ない費用で家を購入できるはずです。
実家の贈与後に子世帯名義にする
贈与の注意点があると、身構えてしまいますが、実際にかかる税金は少ないケースがほとんどです。
そのため、親世帯から子世帯に贈与するのもひとつの手段です。
築年数の古い住宅は固定資産評価額も大幅に下がるので、想像していたより費用がかからない可能性があります。
たとえば、固定資産評価額が200万円の住宅を譲り受けたときの贈与税は10万円以下です。
相続時精算課税の制度を利用する
注意点を避けたくても、実家の固定資産税評価が高く、対処できないケースもあります。
そのようなときは、相続時精算課税の制度を活用しましょう。
条件を満たせば、2,500万円まで非課税で財産を贈与できるので、大幅な節税が見込めます。
ただし、親が亡くなり相続が発生したとき、それらが相続財産に加えられてしまうことは注意点です。
そのようなケースでは、相続税の支払い義務が発生してしまうので注意しましょう。
この方法は、あくまでも「税金の支払いを先延ばしにする方法」と覚えておくことをおすすめします。
どのような対処をすれば、注意点が避けられるのか悩んだときは、税理士などの専門家に相談することが大切です。
なお、実家をリノベーションするタイミングに迷ったときには、不動産のプロである不動産会社に相談すると良いでしょう。
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まとめ
実家のリノベーションを検討する目的は「思い出の家に住み続けるため」や「二世帯住宅などで親を見守るため」などです。
リノベーションでかかる費用は、工事内容や面積・使用する材料によって異なるので注意しましょう。
注意点に挙げられるのは「贈与税がかかる可能性があること」で、対策として子世帯が実家を購入する方法などがあります。
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