対面式キッチンへリフォームするメリットは?デメリットと費用相場も解説

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対面式キッチンへリフォームするメリットは?デメリットと費用相場も解説

築年数の古いマイホームに住んでいると、さまざまな場所が使いにくく感じられることがあります。
とくに、キッチンが古い場合には、料理がしにくかったり設備面で不満を感じたりしやすくなる点に注意が必要です。
そこで今回は、マイホームのキッチンを対面式にリフォームするメリット・デメリットと、必要な費用の相場を解説します。

マイホームのキッチンを対面式にリフォームするメリット

マイホームのキッチンを対面式にリフォームするメリット

近年、昔ながらのキッチンではなく、おしゃれな対面式キッチンに人気が集まっています。
対面式キッチンは単に見た目がおしゃれなだけではなく、さまざまなメリットがあります。
リフォームをお考えならば、対面式キッチンならではのメリットが自分にとって魅力的かどうか考えてみましょう。

家族とコミュニケーションがとれる

従来のキッチンは、調理する空間として独立していたことから、食事の準備中には調理する方以外は立ち入ることはあまりありませんでした。
この点において、マイホームのキッチンを対面式キッチンにリフォームした場合、食事の準備中に家族とコミュニケーションがとれることがメリットです。
対面式キッチンはドアで区切られているのではなく、リビングとカウンターで仕切られていることが特徴です。
カウンターの奥には調理台があり、調理中にリビングの様子を楽に見渡せます。
小さな子どものいるファミリ―であれば、食事の準備中でも子どもの様子を見守れるメリットがあります。
もちろん、子どもだけでなく家族全員とおしゃべりを楽しみながら調理できることも、対面式キッチンならではのメリットです。

調理中にテレビを見られる

対面式キッチンはリビングに視線を向けられるため、テレビを見ながら料理できるメリットがあります。
ドアで区切られた従来のキッチンはもちろん、リビングとつながっていても壁付けのキッチンの場合には、調理中にテレビは見られません。
調理中でも視線を外して作業できる場合には、家族と一緒にテレビを楽しめることが対面式キッチンのメリットです。
お湯が沸くのを待っている間など、火の元を離れられないものの暇な時間ができたとしても、対面式キッチンならば有意義な時間を過ごせます。
もちろん、同じテレビを見られるため、家族とのコミュニケーションがとれることもメリットです。

開放感がある

対面式キッチンは、リビングに向かって視界が開けていることから、ほかのタイプのキッチンにはない開放感があることがメリットです。
壁付けタイプのキッチンは視界が一面壁になり、窮屈さを感じやすくなります。
もちろん、ドアで区切られたキッチンは狭さを感じやすく、調理が苦痛になることもあるでしょう。
対面式キッチンであれば、広いリビングを見渡せるだけでなく、大きな窓の外の景色を楽しめてリラックスしながら料理できるメリットがあります。

マイホームのキッチンを対面式にリフォームするデメリット

マイホームのキッチンを対面式にリフォームするデメリット

対面式キッチンには多くのメリットがありますが、注意しなくてはならないデメリットもあります。
デメリットを知らずにリフォームしてしまうと後悔することもあるため、メリットとともにデメリットもチェックしておきましょう。

キッチンが狭くなる

対面式キッチンは、壁付けタイプのキッチンと比較して広いスペースが必要になります。
そのため、リフォームで対面式キッチンにした場合、今までよりもキッチンが狭くなることがデメリットです。
キッチンには調理スペースや収納スペースが必要ですが、こうしたスペースを削ったためにキッチンが使いにくくなったと感じることもあります。
また、キッチンのスペースを十分に確保した場合だと、つながっているリビングルームを狭くする必要があります。
いずれにしても、スペースの面で今までよりも不便さを感じやすくなることが、対面式キッチンのデメリットです。

油はねやにおいが気になる

対面式キッチンは、リビングと連続した空間に魅力があるものの、連続しているために油はねや調理中のにおいがリビングに流れて気になる点がデメリットです。
とくに、換気扇などで十分に空気の入れ替えができていないと、室内全体に調理中のにおいが漂ってしまいます。
また、カウンターの向こう側には炒め物や揚げ物の油がはねやすいため、こまめな掃除が必要です。
室内に漂う調理中のにおいは、カーテンやソファなどの布製品に染みつきやすいため、冬場でも換気に注意しなければならないこともデメリットとなります。

キッチンが丸見えになる

対面式キッチンは、カウンターに調理アイテムや食材を置いておしゃれに演出できるメリットがある反面、整頓ができていなくても丸見えになってしまうことがデメリットです。
とくに、腰壁の高さが低い対面式キッチンでは、シンクのなかに雑然と置かれた洗い物まで丸見えになってしまいます。
急な来客があってもすぐには片づけられないため、忙しい毎日を過ごされている方にとっては、こまめな整頓が大変に感じられることもあるでしょう。

対面式キッチンへリフォームするための費用相場

対面式キッチンへリフォームするための費用相場

対面式キッチンへリフォームするために必要な費用は、具体的な工事内容によって大きく違います。
まずは、予算とともに自分が理想とする対面式キッチン本体がどのような形なのか、どのようなグレードが必要なのか、どの範囲までを工事するのかを決めることが大切です。

キッチンの形ごとのリフォーム費用相場

対面式キッチンのなかでもシンプルで費用を抑えられるのが、I型キッチンです。
デザインや機能を省いたI型キッチンであれば、70万~100万円が費用相場となります。
また、L型キッチンを希望する場合には、100万~150万円が一般的な費用相場です。
さらに、アイランド型・Ⅱ型のキッチンだと、I型・L型よりも高価格で150万~200万円ほどの予算を考える必要があります。
それぞれのキッチンの形には、いくつかのグレードが用意されていますので、予算に合わせて選ぶことがポイントです。

キッチンのリフォーム費用を左右するポイント

対面式キッチンへのリフォームでは、I型やアイランド型といったキッチン本体の費用だけでなく、工事などに費用がかかります。
まず、新しく対面式キッチンを導入する前には、今まで使っていたキッチンの解体と処分費用が必要です。
また、キッチンのリフォームでは、水道やガスの配管に工事が必要になるため、これらの費用も考えなければなりません。
さらに、対面式キッチンに合わせて内装にも手を入れるとなると、プラスで費用がかかります。
対面式キッチンへのリフォームをお考えならば、キッチン本体とともにこうした費用の組み合わせによって変動することを把握しておきましょう。

キッチンのリフォームにともなう内装工事

対面式キッチンへリフォームする場合、壁紙クロスの交換とともに、床や壁も張り替えを検討しましょう。
また、対面式キッチンに合わせた収納棚のほか、カウンターといった造作物も必要です。
さらに、対面式キッチンには広いスペースが必要になることから、リビングの間取り変更などが必要になる場合もあります。
もちろん、すべての内装工事をおこなうのではなく、予算内でどの内装工事を優先するかを決めることになります。

まとめ

対面式キッチンへリフォームした場合、家族とのコミュニケーションがとりやすくなるとともに開放感を得られることがメリットです。
ただし、狭くなることや油はねとにおいが気になることはデメリットといえます。
対面式キッチンへのリフォーム費用相場もチェックして、キッチンのリフォームを考えてみてください。


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