リノベーションの打ち合わせ前に準備したいことは?流れやポイントをご紹介

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リノベーションの打ち合わせ前に準備したいことは?流れやポイントをご紹介

リノベーションの前には、施工業者との打ち合わせが必要になります。
打ち合わせではさまざまなことを決める必要があり、そのための準備も重要です。
そこで今回は、リノベーションの前におこなう打ち合わせの準備や流れ、打ち合わせのポイントについてご紹介します。

リノベーションの打ち合わせの準備

リノベーションの打ち合わせの準備

リノベーションの際は、まずはどのような工事をおこなうのかなどを施工業者との打ち合わせによって決めていく必要があります。
打ち合わせをスムーズに進めるためには、事前にさまざまな準備をおこなっておくことが大切です。

リノベーションに関する情報収集をしておく

リノベーションの打ち合わせをおこなう前に、どのような工事を希望するかを具体的にイメージしておく必要があります。
そのためには、インターネットや書籍、雑誌などでリノベーションに関する情報を収集することが重要です。
また、施工業者に資料請求をおこない、希望する工事が可能かどうかを確認しておくことも有効です。
情報収集を進めておけば、打ち合わせ時の話し合いが円滑に進みます。

リノベーションの目的を決める

リノベーションの打ち合わせにおいては、事前にリノベーションの目的を明確にしておく必要があります。
目的が定まっていないと、施工業者もどのような工事を提案すべきか判断しづらくなります。
たとえば、設備の入れ替えによって暮らしやすさを向上させたい、バリアフリー化して動きやすくしたい、賃貸物件の空室率を改善したいなど、目的を明確に設定しましょう。
リノベーションの目的が具体的であればあるほど、施工業者は提案や見積もりをしやすくなります。
また、依頼者側も自分たちに何が必要かを把握しやすくなるでしょう。

工事の優先順位を決める

リノベーションでは、さまざまな工事を実施することが可能です。
しかし、できるからといってすべての工事を取り入れてしまうと、費用が膨らみます。
設備のグレードが高いほど必要な費用も増加するため、予算に制限がある場合は過度にこだわることは避けるべきです。
そのため、リノベーションで希望する工事をリストアップし、優先順位を決めておくことが重要です。
優先順位を決める際は、その物件に住むすべての人で十分に話し合うことが求められます。

リノベーションの打ち合わせの流れ

リノベーションの打ち合わせの流れ

リノベーションの打ち合わせは、一定の流れに添って実施されます。
そのため、ある程度どのような流れて実施されるのかを把握しておくと実際の話し合いがスムーズです。

話し合いの流れ

リノベーションに関する打ち合わせでは、まず現在の家の状態を確認します。
写真や図面、現地の状況などを確認し、家の状態について施主と施工業者の間で共有することが重要です。
次に、どのようなリノベーションを希望するのかを、資料を用いて伝えます。
事前に情報収集で使用した資料を参考に、自分が希望するリノベーションのイメージをできるだけ具体的に伝えることが求められます。
そのあと、施工業者のプランナーから、工事内容の提案と予算の見積もりを受け取りましょう。
ただし、見積もりが出されたからといってすぐに工事が始まるわけではありません。
何度か打ち合わせを繰り返し、提案された工事内容や費用について話し合いを重ね、プランを練り直していきます。
ある程度の大枠のプランが決まった後、使用する建材や導入する設備など、さらに詳細な部分を決定するための話し合いが必要です。
細かい仕様が決定したら、最終的な見積もりを出してもらい、工事請負契約を結び、リノベーション工事を開始します。

打ち合わせにかかる期間

1回の打ち合わせにかかる時間は、話し合いがどれだけスムーズに進むかによって異なります。
トータルでかかる期間もケースによって異なりますが、一般的には1~2ヶ月を要することが多いです。
リノベーションの打ち合わせに専念できる時間を持つ方はほとんどおらず、通常は仕事やプライベートの予定の合間に話し合いをおこないます。
そのため、1週間のうちに話し合いに使える時間は限られており、打ち合わせに時間がかかることになります。
無理に打ち合わせ期間を短縮しようとすると、十分な話し合いができない可能性があるため、注意するようにしましょう。

打ち合わせの回数

リノベーションの打ち合わせに必要な回数は、最低でも2回以上です。
現地調査と要望のヒアリングで1回、より細かな話し合いで1回と、1回の打ち合わせで終了することはほとんどありません。
なかには、綿密な計画を練るために4回以上打ち合わせをおこなう方もいます。
打ち合わせの回数や時間は、案件や施工業者によって異なることもあります。

リノベーションの打ち合わせのポイント

リノベーションの打ち合わせのポイント

リノベーションの打ち合わせは、ポイントを押さえて参加するとスムーズな進行になります。
細かいところまで入念に練っていくためには、なるべく自分や家族の生活について開示することが大切です。

要望は具体的に伝える

リノベーションに対する希望や要望は、できるだけ多く、そして具体的に伝えることが重要です。
「とりあえず住みやすくなるように」などの曖昧な要望では、施工業者側も具体的な提案をおこなうことが難しくなります。
現状で不満に感じている部分を改善したいという具体的な内容を伝えることが効果的です。
また、普段の生活スタイルやプライベートの様子についても伝えると、より希望に合った提案を受けやすくなります。
ただし、いくら要望を伝え、プライベートや価値観について開示しても、それに沿った提案をしてくれない施工業者がいる場合は、相性が悪い可能性があるため、注意が必要です。

不明点や疑問はその都度確認する

担当者の話や工事の内容について、わからない部分や疑問に思ったことがあれば、その都度確認するようにしましょう。
些細な疑問や違和感を放置すると、後で「こんなつもりではなかった」とリノベーションを後悔することにつながる可能性があります。
気になることは早めに確認して解消し、担当者との認識の違いがないようにしておくことが重要です。
工事が進んでから変更したいと思っても、その時点では引き返せないケースが多いため、予め確認しておくことが大切になります。
不安な点や疑問があれば、その場で指摘し、是正を図ることがポイントです。

打ち合わせの内容をメモしておく

リノベーションの打ち合わせにおける重要なポイントは、内容をできるだけメモしておくことです。
メモは単なる備忘録にとどまらず、業者との話し合いで言った・言わないの水掛け論を防ぐ手段にもなります。
また、打ち合わせ中に理解していたはずの項目でも、後から忘れたり疑問が生じたりすることがあります。
その際、メモがあれば内容を確認でき、担当者に質問する際にも役立つでしょう。
とくに、話し合いの中で決定された事項については必ずメモを取るようにしましょう。
施工業者によっては、担当者が打ち合わせ内容をまとめた書類を提供してくれることもあります。
打ち合わせ後は、しばらく時間を置いてからメモを見返し、考えを整理することで冷静な判断が可能になります。
ある程度細かい部分が決まっても、即決せずに慎重に考えることが大切です。

まとめ

リノベーションの打ち合わせをする際は、自分たちの要望を固める準備が必要です。
1回の打ち合わせで終わることはまずなく、2回以上おこない1~2か月ほどかけてプランを練っていきます。
打ち合わせの際はなるべく具体的に要望を伝えるとともに、疑問点はその都度解消するようにしましょう。


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