リノベーション費用の値引きは可能?成功するコツや注意点も解説
マイホームを中古で購入した後にリノベーションをおこない、自分好みの住宅に仕上げようと考えている方は多いでしょう。
リノベーションには多額の費用がかかるため、可能ならば値引きをして工事コストを安く抑えたいものです。
そこで、リノベーションの値引きは可能か解説したうえで、値引き交渉のコツや注意点をお伝えします。
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リノベーションで値引き交渉は可能か
大掛かりなリノベーションを依頼する場合は、工事費用が数百万円~数千万円に及ぶ可能性があり、少しでも金額を調整してもらえたらと考える方は多いでしょう。
結論から申し上げますと、リノベーションにかかる費用の金額交渉をおこなうこと自体は可能です。
ただし、どの程度まで割引に応じてもらえるかは、施工会社の利益率や経営状況などによって左右されます。
まずは、どの程度の料金調整なら応じてもらえるかについて解説します。
値引き交渉を持ちかけるのはOK
リノベーションを依頼する際、専門業者に対して金額面の相談を持ちかける行為自体は問題ありません。
割引の可否は依頼先の方針によりますが、リノベーションの施工範囲を拡大することを条件に工事費用を下げてもらえたり、割引の代わりに設備をグレードアップしてもらえたりするケースも考えられます。
ただし、リフォーム会社間の価格競争は激化しているため、最初の見積もり段階で限界まで値引きされている可能性もあります。
見積もりが適正価格で提示されている場合は、工事全体に余剰の利幅がほとんどないため、大きな割引には期待できません。
さらに、割引を受ける際は、施工後のアフターサービスを確認しておくと安心です。
値引きが可能な金額の相場は工事総額の5%~10%
結論として、工事費用全体の5%~10%程度の範囲を目安に割引を受けられることがありますが、あくまで目安であり実際には異なる場合があります。
施工業者によって利益率はさまざまですが、資材費や人件費を除いた利益が20%~30%前後といわれることもあり、その範囲内であれば一定の調整に応じられることもあります。
しかし、10%以上の割引をしてしまうと経営を圧迫しかねないため、10%を超える大幅な値下げに応じてくれる可能性は少ないでしょう。
仮に工事費用の総額が500万円とすると、割引後の工事費用は最安でも450万円ほどにとどまる可能性が高いです。
また、割引を引き出すには、早めにプランを固めて施工スケジュールを確保するなど、業者の都合に配慮する姿勢も重要です。
端数の切り捨てには応じてくれる可能性が高い
先述した5%~10%の値引きも難しい場合、見積書に記載された金額の端数を切り捨てられないか提案してみると良いでしょう。
たとえば、見積額が508万円であれば、その8万円を切り捨てて500万円にできないか尋ねます。
端数程度の調整なら常識的な範囲内だと受け取られやすいため、依頼先も応じやすくなるでしょう。
ただし、交渉が成立するかどうかは、施工会社の予算や方針に大きく左右されることを忘れないようにしてください。
端数調整は、業者側にとっても経理処理が簡単になるため、交渉がまとまりやすい傾向があります。
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リノベーションで値引き交渉をする場合のコツ
先述したように、リノベーション費用の値引き相談自体は可能ですが、かならずしも依頼先が割引に応じてくれるとは限りません。
しかし、いくつかの工夫をすれば、割引に応じてもらえる可能性を高められます。
以下では、具体的なコツを3つご紹介します。
値引きのコツ①リフォーム業者と信頼関係を築いておく
料金を下げてもらうよう求める前に、専門業者と信頼関係を築いておくことが大切です。
初対面でまだお互いの話を十分にできていない状態でいきなり価格面の話を切り出すと、まとまるものもまとまらなくなる可能性があります。
一方、施工業者と親密になった後で相談すれば、依頼主の事情やリノベーションの目的をしっかり伝えられるため、条件の緩和や費用面での調整を受け入れてもらいやすくなります。
業者への連絡頻度を適度に保ちながら、要望を逐一共有していくことで、お互いの理解を深め合うことが可能です。
値引きのコツ②予算内に収まる方法を考える
依頼先が思うように料金の調整に応じてくれないときは、予算内に収めるためのリノベーション方法がないかを相談してみましょう。
希望している内容をすべて実現すると予算オーバーになる場合は、優先順位を設定して本当に必要な工事を洗い出すと効果的です。
親身になって対応してくれる施工会社であれば、設備グレードを下げるなどの選択肢を提示しながら、全体の費用を希望額内に収める道を考えてくれます。
フローリングの素材を変更するだけでも大幅にコストが変わることがあり、不要な部分のグレードダウンは有効な手段となります。
値引きのコツ③諸経費の内訳から値引きできる部分を探す
専門業者に見積もりをお願いすると、どの部分にどの程度の費用がかかるかを細かく提示してもらえる可能性が高いです。
見積書に記載された諸経費の内訳を比較検討しながら、どこに調整の余地があるか探すのも有効な方法となります。
工事費用に関連する諸経費は、運搬費や現場管理費、産業廃棄物処理費など、資材費や人件費とは異なる部分です。
施工会社の中には、契約時の料金交渉を想定して、諸経費を高めに計上している場合もあります。
複数の依頼先に見積もりをとることで、諸経費を含む最終的な工事額が高めに設定されているかどうかを見極められるでしょう。
同じ工事内容でも諸経費の違いで合計金額が変わる場合は、その部分から割引の相談がしやすいです。
ただし、無理に諸経費の大幅削減を求めると、現場で必要な作業や安全対策に支障をきたす恐れがある点には注意しましょう。
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リノベーションで値引き交渉をする場合の注意点
リノベーションの料金相談を成功させるためには、先述のコツに加えて、いくつかの注意点を把握しておく必要があります。
具体的には3つのポイントがありますので、コツとあわせて理解したうえで交渉に臨んでください。
また、交渉前に必要な書類や要望事項を整理しておくことで、話し合いがスムーズに進む可能性が高まります。
注意点①NGワードを使わないようにする
施工会社が嫌うNGワードを使ってしまうと、割引の相談に応じてもらえる可能性は大きく下がります。
たとえば、「今回の工事で安くしてくれたら次回の工事もお願いする」といった言葉は、使わないほうが無難です。
その場しのぎだと見なされやすく、依頼主に都合の良い約束だと受け取られるおそれがあります。
また、「もっと安い見積もりを提示してくれた会社がある」といった嘘も、施工業者にはすぐ見抜かれてしまうため、やめておいたほうが良いでしょう。
注意点②見積もりの内容を他社に見せないようにする
複数の専門業者に合い見積もりを依頼するのは一般的な方法ですが、他社が作成した見積もりの内容を別の会社にそのまま提示するのは避けてください。
見積書は比較検討のために作成されるものであって、料金交渉の材料として使われることを嫌う施工会社も少なくありません。
さらに、他社の見積もりを見せてしまうと、相手の出せる最大限の割引を引き出しにくくなる可能性もあります。
注意点③交渉の窓口は1人に限定する
施工会社に料金調整を依頼するときは、交渉の窓口を1人にしぼることが重要です。
複数の担当者に同時に働きかけるよりも、単独の担当者に真摯に向き合ったほうがリノベーションへの熱意が伝わりやすく、意見がまとまりやすくなります。
複数人と交渉すると業者側の社内調整も複雑化し、結果として割引の成立率を下げてしまうことがあります。
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まとめ
リノベーションの費用は、工夫次第で割引してもらえる可能性がありますが、全体の5%~10%程度が限度と考えられます。
専門業者との関係性をしっかり築いたうえで話し合いを進めることが、料金調整を成功させるためのカギです。
NGワードを避けることや、見積もりの内容を他社に見せないといった配慮も大切です。
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