ワンストップリノベーションとは?メリット・デメリットについても解説

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ワンストップリノベーションとは?メリット・デメリットについても解説

この記事の執筆者

石田 唯

石田 唯

大阪市の不動産担当エージェント

保有資格:宅地建物取引士

初めまして!「リノベスト不動産で物件を探してよかった!」と思っていただけるように、お客様に寄り添った接客を心がけています。

ワンストップリノベーションは、住宅の購入から設計、施工までを一括で依頼できる便利なサービスです。
複数の業者と個別に契約する手間が省けるため、スムーズにリノベーションを進められる点が魅力です。
しかし、業者ごとに提供するサービス内容や費用が異なるため、事前に違いを理解しておかなければなりません。
本記事では、ワンストップリノベーションの仕組みや業者の種類、メリット・デメリットについて解説します。

ワンストップリノベーションとは

ワンストップリノベーションとは

ワンストップリノベーションは、物件探しから資金計画、設計、施工、アフターフォローまでを一貫して提供するサービスです。
従来は、不動産会社や設計事務所、工務店、金融機関など、別々の業者に依頼する必要がありました。
そのため、スケジュール調整や連絡、書類のやり取りなどが複雑になりがちでした。
しかし、ワンストップリノベーションでは、一社が全てを担当するため、時間や手間を大幅に省くことができます。
資金計画の段階でリノベーション費用と物件購入費用をまとめて検討できる場合もあり、ローンや予算配分を総合的に管理しやすい点も魅力です。

窓口

最大の特徴は、全ての工程を一つの窓口で対応できる点です。
物件の購入を検討する段階からリノベーションの専門家が同行してくれることもあり、構造や間取りの可能性を見極めながら物件選びを進められます。
たとえば、購入後に大規模な改修が必要となる物件を避けるなど、事前にリスクを把握できるのは大きなメリットです。
また、相談や問い合わせも一本化されるため、連絡がスムーズで情報共有の不備が起こりにくいです。

従来のリノベーションとの違い

ワンストップリノベーションと従来のリノベーションプロセスとの大きな違いは、一社に全てを任せられる点です。
従来は、物件探しから設計、施工に至るまで、それぞれ別々の専門業者を探す必要がありました。
その過程で見積もりの比較や契約手続き、要望の伝達などに多くの時間と手間がかかります。
一方、ワンストップリノベーションでは、同じ会社内で予算とデザインの調整が迅速にできるため、イメージのすり合わせやコスト管理がしやすくなるでしょう。
さらに、施工後のアフターフォローまでを同じ窓口で対応してもらえるため、万が一不具合が生じた際もスムーズに連絡が取れます。

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ワンストップリノベーション会社の種類

ワンストップリノベーション会社の種類

ワンストップリノベーションを提供する会社には、大きく分けて二つのパターンがあります。
一つは外部の専門業者とのネットワークを活用するパーシャルワンストップリノベーション、もう一つは自社で全てを完結するオールワンストップリノベーションです。
どちらもワンストップの体制には違いありませんが、費用や対応可能な範囲、専門性などに差が出る場合があります。

パーシャルワンストップリノベーション

パーシャルワンストップリノベーションは、窓口を一社に集約しつつ、設計や施工などの実務を提携先の業者に委託する形態です。
専門性の高い分野を得意とする業者と組むことで、多彩なデザインや技術力を期待できるメリットがあります。
たとえば、デザイン事務所やインテリアコーディネーターなど、特定の分野に強い外部スタッフと連携できる可能性があります。
ただし、委託コストが発生するほか、複数の企業が関わる分、情報共有のタイミングによっては調整が難しくなる場合もあるでしょう。
スケジュールが押したり、要望の認識に差異が出たりするリスクもあるため、進行管理をしっかりおこなう会社を選ぶことが大事です。

オールワンストップリノベーション

オールワンストップリノベーションは、物件探しから設計、施工、アフターフォローまでの全工程を自社で完結する方式です。
自社内で情報が集約されるため、コミュニケーションがスムーズで、別の業者とのやり取りによるタイムロスを減らせる点が大きなメリットです。
また、中間マージンも発生しにくいので、費用面でのメリットを感じやすいでしょう。
一方、会社規模によっては、扱える案件数やデザインの幅が限られる場合もあります。
ハイセンスなデザインを希望したり、大掛かりなリノベーションを検討したりする際には、その会社に十分な専門家や設備があるか事前に確認すると安心です。
オールワンストップリノベーションの場合でも、必要に応じて外部のデザイナーや設備業者と連携するケースがあるかもしれません。
ただし、それも同じ会社が窓口となることで、全体の指揮や責任が明確になりやすいです。

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ワンストップリノベーションのメリット・デメリット

ワンストップリノベーションのメリット・デメリット

ワンストップリノベーションには多くのメリットがある一方、注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、そうしたメリットと注意点を整理してみましょう。

デメリット

全ての工程を一社で任せるため、依頼先の会社の技術力や対応力が不十分だと、仕上がりや進行面で不満が生じる可能性があります。
とくに、デザインにこだわりたい場合や、構造上の制限が多い物件を大きく改修したい場合には、豊富な実績と専門知識が必要です。
もし、途中でトラブルが発生しても、他社へ切り替えるのが難しいため、最初の企業選びが肝心といえます。
さらに、ワンストップであるがゆえに比較検討の幅が狭まり、他社のプランや価格との比較がしにくいという点もデメリットの一つです。

効率

反面、ワンストップリノベーションは、工程管理の効率化に優れています。
窓口を一つに集約することで、必要書類のやり取りやスケジュール管理がスピーディーに進みやすいです。
複数の業者に分散して依頼する場合に比べ、打ち合わせ回数や調整コストも減り、意思決定も迅速におこなえます。
また、施工後に不具合があった場合でも、連絡先が一元化されているため、問い合わせから対応までがスムーズです。

専門性

リノベーションは、既存の住宅に手をくわえるため、物件の構造や状態を正しく理解する専門知識が不可欠です。
ワンストップリノベーションの会社は、物件選びから施工まで一貫しておこなうため、リノベーションに適した物件を見極める目利きが期待できます。
さらに、施工の品質管理やアフターフォローも同じ担当者や同じ会社で対応するので、不備があった際の原因究明や修繕がスピーディーです。
ただし、会社によっては、デザインや構造に関するノウハウに偏りがある場合もあるため、希望するイメージや予算に合わせて複数社を比較することが望ましいでしょう。
また、契約前に見積もりやプランの内容を細かく確認し、疑問点を明確にしておくことも重要です。
工事範囲や仕上がりのイメージが曖昧なまま進めてしまうと、後で追加費用が発生したり、想定と異なる出来上がりになったりする可能性があります。
中古物件の場合は、解体後に見つかる劣化や構造の問題を踏まえた柔軟な対応力が求められるため、事前にどこまで対処可能か確認しておくと安心です。
さらに、専門家と綿密にコミュニケーションを重ねることで、デザインの方向性や生活動線などを細部まで検討できます。
既存の構造や設備を活かしつつ、理想の住空間を形にする提案力が求められるため、相談の段階で複数のプランを比較してみるとよいでしょう。

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まとめ

ワンストップリノベーションは、住宅購入とリノベーションを一括で依頼できる利便性の高いサービスです。
対応方法には、外部業者に委託する場合と自社で一貫対応する場合があり、それぞれに特徴があります。
効率的に進められるメリットがある一方で、専門性の違いやデメリットも考慮し、最適な会社を選びましょう。


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