畳の張り替えは自分でできる?時期の目安と方法、費用相場まで確認

畳の張り替えは自分でできる?時期の目安と方法、費用相場まで確認

この記事の執筆者

石田 唯

石田 唯

大阪市の不動産担当エージェント

保有資格:宅地建物取引士

初めまして!「リノベスト不動産で物件を探してよかった!」と思っていただけるように、お客様に寄り添った接客を心がけています。

畳の張り替えは、自分で進められる場面がまったくないわけではありません。 ただし、実際には畳の状態ごとに裏返し、表替え、新調を見分ける必要があります。 仕上がりや安全性まで考えると、DIYより業者依頼が向くケースも少なくありません。

色あせだけなのか、ささくれやカビがあるのか、踏んだときに沈むのかで選ぶ方法は変わります。 そのため、まずは時期の目安と判断軸を押さえることが先です。 和室をきれいに保つには、安さだけで決めず、今の畳に合う方法を選ぶ視点が欠かせません。

本記事では、畳の張り替え方法の違いやDIYの注意点、費用相場について解説いたします。

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この記事の要点
Q:畳の張り替えは何年くらいで考えればいい?
A:目安としては、軽い色あせなら2〜3年で裏返し、表面の傷みが進む3〜7年で表替え、沈み込みや隙間が出る10年以上で新調を考える流れです。ただし、日当たりや湿気、使用頻度で傷み方は変わります。年数だけでなく、変色やささくれ、カビ、踏み心地も一緒に確認すると判断しやすくなります。

畳の張り替えは自分でできる?

畳の張り替えは、作業だけを見れば自分で進めることも可能です。 ただし、初心者には負担が大きく、無理にDIYを選ばないほうがよい場面もあります。

家具の移動、畳の持ち上げ、縁の取り外し、畳表の固定、元の位置への敷き戻しまで行う必要があります。見た目以上に工程が多く、力も必要になるためです。

さらに、畳は一枚ごとに微妙に形が違います。印を付けずに外すと元に戻らないこともあり、やり直しが発生しやすくなります。費用を抑えたい気持ちだけでDIYを選ぶと、道具代や手間が増え、かえって遠回りになりかねません。

張り替え時期を見極めるサイン

張り替え時期は、年数だけでなく見た目と踏み心地で判断することが大切です。表面の傷みが軽いのか、芯材まで劣化しているのかで、選ぶ方法が変わります。

色あせ、黒ずみ、ささくれ、シミが増えてきたときは、表面が傷んでいる可能性があります。素足で使う和室ほど不快感が出やすいため、早めに確認したいところです。

また、畳は湿気を吸いやすく、換気不足や敷物の重ね使いが続くとカビも出やすくなります。 踏んだときに沈む、畳同士に隙間が出る、カビや害虫が繰り返す場合は、表面だけでなく芯材側まで劣化していることがあります。 この状態では、張り替えではなく新調まで視野に入れて判断するのが現実的です。

裏返しで済むケース

軽い傷みなら、裏返しで対応できることがあります。 畳表の裏面を使って見た目を整える方法なので、比較的早い段階の手入れに向いています。

全国畳産業振興会では、新畳や表替えから2〜3年ほどがひとつの目安です。 現状記事でも3〜5年程度とされており、軽い日焼けや擦れが中心なら検討しやすい方法といえます。

一方で、水シミや強い変色、両面の劣化がある場合は裏返しでは対応しにくくなります。 費用を抑えやすい反面、対応できる回数は限られます。 今後どのくらい同じ畳を使いたいのかも含めて考えると選びやすくなります。

表替えが向くケース

表替えは、畳床をそのまま使いながら畳表と畳縁を新しくする方法です。 芯材がまだしっかりしているなら、表替えで印象を大きく変えやすくなります。

全国畳産業振興会では、新畳から3〜4年ほどがひとつの目安です。 現状記事では5〜7年程度での検討例が示されており、裏返しでは追いつかない色あせや摩耗が出てきた段階で選ばれやすくなります。

畳が沈まない、隙間が大きくない、カビが芯まで及んでいない状態なら、新調よりも予算を抑えながら和室の印象を立て直しやすい方法です。 見た目と香りも変わりやすいため、まず表替えの可否を確認する流れが取りやすいでしょう。

新調を選ぶべきケース

畳床まで傷んでいるなら、新調を前提に考えるほうが自然です。 表面だけを替えても根本的な改善につながらない状態では、新調のほうが納まりやすくなります。

使用年数が10年以上で、踏むと沈む、畳同士に隙間が出る、カビや害虫が芯まで及んでいるといった状態は、新調を考える目安です。 この段階では、表替えよりも全体を入れ替えるほうが合理的といえます。

新調のよさは、見た目がきれいになるだけではありません。 防カビや防虫に配慮した仕様、建材床、縁なしやカラー畳なども選びやすくなります。 長く使う予定の部屋ほど、新調のほうが満足度につながりやすい傾向があります。

DIYで必要な準備と手順

DIYで進めるなら、事前準備がとても重要です。 段取りが曖昧なまま始めると、途中で手が止まりやすくなります。

最初に家具を移動し、畳の位置関係が分かるよう印を付けます。 そのうえで縁を外し、畳表を張り替えて固定し直し、元の位置に戻す流れになります。

その前に、カッターや固定用の道具、作業スペース、古い資材の処分方法まで考えておく必要があります。 また、畳は重く、一枚ずつ寸法も違います。 張り替えそのものをDIYで行うなら、手順だけでなく仕上がりのズレまで許容できるかを先に決めておくことが欠かせません。

自分で張り替えるときの失敗例

DIYでは、想定より失敗が起こりやすい点に注意が必要です。 節約目的で始めても、結果として負担が増えることがあります。

起こりやすい失敗は、サイズ違い、家具移動の負担、想定以上の作業時間、道具代や処分費の発生、仕上がりの乱れです。 とくに採寸や戻し方を誤ると、畳が入らない、縁にしわが出る、部屋全体の納まりが悪くなるといった問題が起こりやすくなります。

見落としやすいのは、費用だけでなく日常生活への影響です。 枚数が多いと和室を使えない時間が長くなり、重い畳を扱う負担も無視できません。 どこまでを自分で行い、どこからを専門業者に任せるかを先に決めたほうが、無駄を抑えやすくなります。

業者依頼の費用相場

費用相場は、選ぶ工法によって大きく変わります。 裏返しか表替えか新調かで、目安となる金額が異なるためです。

現状記事では、1畳あたり裏返しがおおよそ4,000〜9,000円、表替えが4,000〜1万3,000円、新調が7,500〜2万円程度とされています。 6畳換算の一般的な相場感では、裏返しは2万円台から、表替えは4万円台から、新調は8万円台からが目安です。

ただし、これはあくまで入口の金額です。 畳表のグレード、素材、縁の種類、家具移動、古畳処分、出張費などで総額は変わります。 安い単価だけで決めず、見積もりに何が含まれているかまで確認して比べることが大切です。

見積もり前の確認項目

見積もりでは、金額だけでなく内訳まで確認することが大切です。 同じように見える見積もりでも、含まれる内容に差が出ることがあります。

業者へ依頼する前は、畳代だけでなく、家具移動費、古畳処分費、配送料、出張費が含まれているかを確認したいところです。 あわせて、畳表の産地や品質、縁の種類、畳床の材質、保証範囲まで書面で見られると比較しやすくなります。

比較するときは、条件をそろえた相見積もりが役立ちます。 工法や素材が違うままでは、金額だけを見ても判断しにくいためです。 説明が丁寧か、地域での施工実績があるか、施工後の対応が明確かまで見ておくと、価格だけに引っ張られにくくなります。

リノベーション時の畳選び

リノベーションと合わせて畳を見直すなら、素材やデザインまで含めて考えると選びやすくなります。 畳は交換するだけでなく、和室の使い方に合わせて仕様を変えることもできます。

従来のい草だけでなく、工業畳表や縁なし畳まで選択肢を広げると検討しやすくなります。 全国畳産業振興会では、工業畳表は水や汚れに強く、手入れがしやすく、ダニやカビが発生しにくい特長が示されています。

一方で、天然い草の畳は香りや質感を重視したい和室と相性がよい素材です。 来客用の和室なのか、子どもが使う部屋なのか、普段は洋室感覚で使いたいのかで、向く素材や意匠は変わります。 張り替えを機に、和室の使い方そのものを見直す視点も持っておくと選びやすくなります。

まとめ

畳の張り替えは、自分でできるかどうかだけで決めず、まず今の畳が裏返し、表替え、新調のどれに当たるかを見極めることが大切です。 状態に合わない方法を選ぶと、見た目も費用面もかえって非効率になりやすくなります。

軽い色あせなら裏返し、表面劣化が進んでいれば表替え、沈み込みや隙間があるなら新調という流れで考えると判断しやすくなります。 DIYは不可能ではありませんが、畳の重さや一枚ごとの寸法差、仕上がりの難しさまで考えると、無理のない範囲を超えやすい作業です。

費用だけで決めず、総額、工法、素材、施工内容、保証まで確認しながら、自宅の和室に合う方法を選ぶ視点を持つことが、後悔しにくい畳替えにつながります。

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