
東大阪市の住宅相場|最新需要と価格動向を徹底解説
この記事の結論
東大阪市の住宅市場は、「取引件数は落ち着きつつあるが、価格は上昇が続いている」というのが最新(2026年4月度)の傾向です。近畿圏の中古マンション成約件数は前年比マイナスで推移する一方、成約価格は11ヶ月連続で上昇しています。中古戸建の成約件数は反発の動きも見られます。人口約47.7万人・世帯数約25万世帯という大きな実需の受け皿があり、市場の土台は厚いままです。相場は、中古戸建が市全体平均で約1,800万〜2,000万円、中古マンションが約2,260万円を目安に、いずれも数年スパンでは上昇基調。新築戸建は3,000万円前後がボリュームゾーンです。「戸建は築年数、マンションは駅距離・築年数」で価格が大きく動くため、相場観を押さえたうえで物件を比較するのがポイントです。
1. 東大阪市の住宅市場の全体像
東大阪市は大阪府内で3番目の人口を抱える中核市で、住宅需要の「母数」がそもそも大きいエリアです。まずは市場の土台となる人口・世帯の規模から確認しましょう。
2025年4月時点の東大阪市の人口は約47.7万人(477,481人)、世帯数は約25.2万世帯(252,490世帯)にのぼります。近鉄・JR・地下鉄が複雑に走り、大阪市内(難波・天王寺・本町など)へ短時間でアクセスできる立地から、ファミリー・共働き世帯を中心とした「住むための実需」が厚いのが特徴です。
東大阪市の住宅市場を支える基礎データ
約47.7万人
大阪府内で3番目の規模。大阪市内へのアクセスが良く、通勤・通学の実需が厚いエリアです。
約25.2万世帯
世帯の絶対数が多く、住み替え・買い替えの「回転」も生まれやすい市場構造です。
戸建・共同住宅が拮抗
戸建(長屋含む)と、マンション・アパートなどの共同住宅が混在。両方に一定の実需があります。
※出典:市町村別人口・世帯数(2025年4月調査)。住まいの傾向は住宅・土地統計調査等の傾向をもとにした概要です。
ポイントは、東大阪市は「戸建の街」でも「マンションの街」でもなく、両方に厚い実需がある混在型のエリアだということです。だからこそ、戸建・マンションのそれぞれで需要と相場を分けて見ておく意味があります。次章から順に整理していきます。
2. 【最新需要】戸建の需要動向
東大阪市を含む近畿圏の中古戸建市場は、「成約件数は月によってまちまちだが、価格は底堅い」という動きです。まずは最新(2026年4月度)のデータから見ていきます。
成約は反発の動き、価格は上昇に回復
近畿圏の不動産流通機構(近畿レインズ)の2026年4月度データでは、中古戸建住宅の成約件数は2ヶ月ぶりに増加へ転じました。マンションほど件数の減少が目立たず、比較的落ち着いた動きが続いています。一方で在庫件数(売り出し中の物件)は46ヶ月連続で増加しており、買い手が選べる物件は増えている状況です。
価格面では、2026年4月の大阪府の中古戸建成約価格は2,351万円で、前年同月比プラス4.8%と持ち直しました。3月は前年同月比でマイナスでしたが、4月はプラスに転じており、急騰・急落というより、実需に支えられながら底堅く推移しているとみられます。
戸建需要を後押ししている要因
- ファミリー・共働き世帯の「土地付き・駐車場付き」ニーズが根強い
- 建築費・新築価格の高騰で、割安な中古戸建へ関心が向かいやすい
- リフォーム・リノベーション前提で中古を選ぶ買い方が定着してきた
- 大阪市内への良好なアクセスで、郊外×利便性のバランスが取りやすい
「中古を買ってリノベ」という需要の広がり
新築の建売価格が上がるなかで、中古戸建を購入して自分好みにリフォーム・リノベーションするという選び方が広がっています。予算を抑えつつ立地と広さを確保できるため、東大阪市のように土地の出物がある程度あるエリアと相性が良い需要です。
3. 【最新需要】マンションの需要動向
マンションは「取引件数は一服したが、価格は上がり続けている」という、いま特に注目すべき局面にあります。件数と価格が逆方向に動いているのが最新の特徴です。
成約件数は減少、一方で価格は上昇が継続
近畿レインズの2026年4月度データでは、近畿圏の中古マンション成約件数は前年同月比マイナス5.4%と、3ヶ月連続で減少しました。東大阪市が含まれる「大阪府東部」エリアも前年比で2ケタの減少となっており、取引の勢いはいったん落ち着いています。これは2024年半ばから続いた長期の増加が一巡した動きです。
一方で価格は強含みです。近畿圏の中古マンション成約価格は前年同月比プラス10.5%と11か月連続で上昇し、成約㎡単価も3か月連続で上昇しました。大阪府東部でも㎡単価が2桁上昇しており、価格は堅調です。ただし、在庫件数については今回確認できた4月データでは前年同月比マイナス0.5%で、ほぼ横ばいで推移しています。
いまのマンション市場を読むポイント
- 成約件数は減少に転じたが、価格は上昇が続いている(件数と価格が逆行)
- 在庫(売り出し物件)は横ばい圏で、買い手は比較・選択がしやすい状況
- 売り出し価格と成約価格の差(乖離)が広がりやすく、価格交渉の余地も
- 共働き・単身・DINKS層まで、購入検討層の裾野は依然として広い
東大阪市は「駅近マンション」に需要が集中しやすい
東大阪市は鉄道網が発達しているぶん、駅からの距離がマンションの需要と価格を大きく左右します。取引全体が落ち着く局面でも、徒歩圏・築浅・管理良好の物件は共働き・単身層からの引き合いが残りやすく、資産性の面でも選ばれる傾向があります。逆に条件が見劣りする物件は、価格調整が入りやすい点も押さえておきたいところです。
4. 東大阪市の戸建の相場
ここからは実際の価格帯を見ていきます。まず戸建です。東大阪市の戸建相場は、新築(分譲・建売)と中古で価格帯がはっきり分かれるのが特徴です。
東大阪市の戸建 相場の目安
新築戸建(分譲・建売)
3,000万円前後
ボリュームゾーン:約2,900万〜3,900万円台
土地45〜90m²・建物80〜115m²前後の3〜4LDK、駐車場付きの2〜3階建てが主流。
中古戸建
約1,800〜2,000万円
取引ベース平均は1,800万円台/掲載平均は約2,000万円
築年数による価格差が最大の特徴。築浅は新築に近づき、築古はぐっと下がる。
※各種不動産情報サイトの掲載・取引データ(2025〜2026年)をもとにした概算の目安。立地・広さ・築年数により実際の価格は大きく前後します。
中古戸建は「築年数」で価格が大きく動く
中古戸建の最大のポイントは、築年数によって価格が大きく変わることです。目安として、築浅(築1〜10年)の物件は新築に近い3,000万円台後半まで上がる一方、築20年を超えると1,700万円前後まで下がる傾向があります(いずれも建物面積100m²換算のイメージ)。
同じ築年数でも、駅からの距離・間取り・リフォームの有無によって価格は前後します。「築が古い=割安」を活かして、中古を購入してリノベーションする選び方は、東大阪市の戸建市場と特に相性が良い買い方です。
戸建の相場を見るときのチェックポイント
- 新築か中古かで、まず価格帯(約3,000万円 vs 約2,000万円)を切り分ける
- 中古は「築年数」で価格の当たりをつける(築浅は高く、築20年超は下がる)
- 駅徒歩・土地の広さ・接道など、価格を左右する条件を必ず確認する
- リフォーム費用まで含めた「総額」で他物件と比較する
5. 東大阪市のマンションの相場
続いてマンションです。東大阪市の中古マンションは、1,000万〜2,500万円前後が中心価格帯で、駅近・築浅の人気物件では3,000万円前後まで上がります。
東大阪市のマンション 相場の目安
中古マンション(中心帯)
1,000〜2,500万円
駅近・築浅の人気物件は3,000万円前後
築年数・駅距離・管理状態で価格が変動。実需の中心となる価格帯です。
価格相場(AI推計・目安)
約2,260万円
専有面積62.8m²前後を想定した推計値
過去の取引データをもとにした推計で、10年前と比べ約2倍の水準まで上昇。
※中心価格帯は不動産情報サイトの掲載傾向、推計値はAIによる価格相場推計(専有面積62.8m²・2024年基準)をもとにした目安です。実際の価格は物件条件により大きく異なります。
マンション相場は「長期で上昇」している
東大阪市の中古マンションは、価格相場(推計ベース)で10年前と比べ約2倍の水準まで上がっているとの試算もあり、長期で見ると明確な上昇トレンドにあります。背景には、建築費の高騰、新築マンション価格の上昇、そして中古への需要流入があります。
ただし、マンションは戸建以上に「駅距離」と「管理状態」で価格差が出やすいのが特徴です。同じ築年数・広さでも、駅徒歩や管理・修繕の状況によって数百万円単位で差がつくため、価格だけでなく管理体制まで含めて見極めることが大切です。
マンションの相場を見るときのチェックポイント
- 中心価格帯(1,000万〜2,500万円)を基準に、駅近・築浅なら上振れを想定する
- 駅からの距離が価格・資産性を大きく左右する
- 管理費・修繕積立金の水準と、修繕計画・管理状態を必ず確認する
- 長期では上昇基調でも、月ごと・エリアごとに上下があることを踏まえる
6. よくある質問(FAQ)
いま東大阪市の住宅需要はどうなっていますか?
東大阪市の中古戸建の相場はどのくらいですか?
東大阪市の中古マンションの相場はどのくらいですか?
戸建とマンション、価格が動く要因の違いは?
今は買い時ですか?
7. まとめ
東大阪市の住宅市場は、取引件数は落ち着いてきた一方、価格は上昇基調が続くという局面にあります(2026年4月度)。中古マンションの成約件数は近畿圏で前年比マイナスに転じましたが、成約価格は11ヶ月連続で上昇しています。中古戸建は成約が反発する動きも見られ、価格も回復しました。人口約47.7万人・世帯数約25.2万世帯という大きな実需に支えられ、市場の土台は厚いままです。
相場の目安は、中古戸建が約1,800万〜2,000万円(築年数で大きく変動)、中古マンションが1,000万〜2,500万円が中心(推計では約2,260万円)。新築戸建は3,000万円前後がボリュームゾーンです。戸建は「築年数」、マンションは「駅距離+管理状態」で価格が動くという違いを押さえておくと、物件比較がぐっとしやすくなります。
「予算内で立地と広さを両立したい」という方には、中古を購入してリノベーションする選び方もおすすめです。東大阪市の物件探し・相場のご相談は、地域に詳しいリノベスト不動産へお気軽にどうぞ。
最後までお読みいただき
ありがとうございます
不動産のことなら、リノベスト不動産にお気軽にご相談ください。


