リフォーム前の中古マンションの探し方とは?チェックポイントを解説

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リフォーム前の中古マンションの探し方とは?チェックポイントを解説

中古マンションのリフォームを検討するにあたって、探し方やチェックポイントについて知りたい方も多いでしょう。
この記事では、リフォーム前のマンションを選ぶメリットや探し方について解説しています。
物件や不動産会社を選ぶ際のチェックポイントなどについても知っておきましょう。
これからリフォーム前の中古マンションを購入予定の方は参考にしてみてください。

リフォーム前の中古マンションの探し方や物件が少ない理由

リフォーム前の中古マンションの探し方や物件が少ない理由

中古のマンションを探すにあたって、リフォームされていない現状のままの物件はそれほど多くありません。
そのままの状態で売りに出されることは少なく、リフォームをしたうえで、売却している物件が多いためです。
リノベーション工事を前提にして中古マンションを買いたい方もいますが、リフォームが完了済みの物件を希望する方も多くいます。

売り手が「リフォームをして」売りに出す物件が多い

マンションのリノベーション工事を前提にすると、工事の費用がかかるうえ、すぐに入居できないのが理由です。
また、マンションは建築されて20年以上経過すると、内装の劣化や設備の古さ、故障が目立つようになります。
そのため、古い状態で売りに出されることは少なく、売り手や再販業者によってリフォーム工事が施されているケースが多いです。
また、仲介や販売をする不動産会社としては、顧客は古い物件より新しい物件を好むと考えています。

リフォームをする前のマンションがおすすめの理由

内装などをリフォームしている物件は、リフォームにかかった内装工事費用がプラスされている場合がほとんどです。
リフォームの工事代金が含まれていると、その分物件の価格が高くなり、自分の思い通りの内装や設備ではない可能性もあります。
理想の間取りや住まいがあり、マンションをリノベーションを希望している場合は、工事がされていない物件の方が、価格も抑えられます。
自分の好みにしたい方は、工事をしていない物件がおすすめです。

リフォーム前の中古マンションの探し方

リフォーム前の中古マンションの探し方

リフォームをしていない中古マンションはそれほど多くないため、探し方にもコツがあります。
それぞれの方法や、会社を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

ワンストップでサービスを提供するリノベーション会社に相談

不動産の仲介をしている会社のなかには、ワンストップリノベーションサービスを提供しているところもあります。
ワンストップリノベーションは物件探しの相談からローン契約、リノベーション工事の設計、施工まで1つの会社で依頼できるサービスです。
ワンストップリノベーションを提供できる会社は、自社でそれぞれに対応できる部署を有しているため、1つの窓口で完了できます。

ワンストップサービスのメリット

それぞれの工程を別々の会社に依頼するのと比べて、中間手数料が低く抑えられます。
すべての工程をサポートしてもらえるため、購入費用、工事の費用についての相談もしやすく、トータルの予算の配分が容易です。
ワンストップであれば、希望のリノベーションに関する詳細をヒアリングしたうえで、希望に沿った物件を探せます。
すべての工程を手がけているため、リフォームされていない中古マンションの物件探しに強いのも特徴です。

不動産会社に相談

もっとも基本的な探し方は、不動産会社への相談です。
不動産のポータルサイトでは、多くの情報が集まっていますので、自宅にいながら複数の会社の不動産情報を入手できます。
また、地域に密着した不動産会社に相談をすれば、そのエリア内の物件情報を早く得られます。
不動産会社の特徴や実績を知ったうえで、自分自身のニーズに合っている会社に相談してみましょう。

SNSで探す

近年増加しているのが、InstagramやXなど、SNSを活用した探し方です。
SNSは誰もが気軽に発信できるので、より多くの情報が得られます。
不動産会社でも、SNSを利用しているところが増えてきていますので、他の探し方と合わせてチェックしてみるのがおすすめです。

物件探しを依頼する会社の選び方

不動産会社を探す際には、その会社の取引実績に注目しましょう。
過去に中古マンションのリフォームを手がけた実績があれば、経験が豊富ですので、相談しやすいです。
また、担当者が顧客の要望をくみ取って、予算に見合った提案をしてくれるかどうかといった対応も選び方のポイントです。

リフォーム前の中古マンションの探し方や選ぶ際のチェックポイント

リフォーム前の中古マンションの探し方や選ぶ際のチェックポイント

中古マンションを探す際に、気を付けておきたいチェックポイントが複数あります。
それぞれのポイントについてみていきましょう。

価格

選び方で、もっとも重要なのは価格です。
マンションを購入し、リノベーションを前提としている場合には、工事の費用も別途かかるため、マンションの購入価格とのバランスが必要です。
最初に、マンション購入代金と工事代金の予算をしっかり配分しておきましょう。
同じマンションの別の部屋、周辺のマンションで似た間取りの部屋など、過去の取引事例をチェックすると、相場が分かります。
相場に見合った物件探しをおこないましょう。

建物の部屋の状態

リフォーム工事をする場合、リフォーム前の部屋や建物の状態によって、費用が変わってきます。
場合によっては、リフォームの費用がかさんでしまうため注意が必要です。
状態が良くない建物の場合には、想定外の修理や補強工事が必要となる可能性もあります。
工事の費用が当初の予算を大きく超えてしまう可能性もありますので、内見時には、部屋や設備の状態をしっかりチェックしておきましょう。
自分だけでは判断ができない場合には、専門家による住宅診断サービスを受けるのもおすすめです。

管理規約

マンションは管理規約によって、リノベーション工事の範囲やルールが決められています。
リノベーション工事の際には、事前に管理組合の承認が必要です。
建物の躯体に関わっている梁や、ガスや電気の配線、配管に影響がある部分など、見えない部分はとくに分かりにくいです。
購入した後工事を開始しようとしたら、管理規約で認められず、工事ができないトラブルも考えられます。

マンションの構造

リノベーション工事を検討する場合は、建物の構造が重要となってきます。
マンションの場合、ラーメン構造と壁式構造の2つの種類があります。
ラーメン構造は、柱と梁によって建物が構成されているため、壁を取り除くのが可能で、間取りを大きく変えやすいです。
一方、壁式構造は、建物が壁と床、天井の6点で構成されているため、地震に強いのが特徴です。
壁式構造の場合は、壁が取り払えません。
自由度が異なるため、リフォームの工事内容によって、構造を選ぶのがポイントです。

配管の構造

バスやトイレなど、水回りのリノベーション工事を希望している場合には、配管もチェックしましょう。
二重床の場合は、購買を確保しやすいため、水回りを大きく変える工事も可能です。
直床の場合は、コンクリートのスラブに直接床材を張っている工法のため、水回りの大掛かりな工事には向いていません。

まとめ

中古マンションを購入しリノベーション工事を考えている場合は、未改装の物件を探すのがおすすめです。
ワンストップのリノベーションサービスがある会社を利用すると、物件探しから工事の施工まで1つの窓口で依頼できます。
物件の選び方にも、リフォームを前提とした構造選びや、物件の状態など、複数のチェックポイントがあります。
選ぶ際のチェックポイントを知っておき、納得できる物件選びをしましょう。


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