リノベーションを設計事務所に依頼するメリットは?選び方や費用をご紹介

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リノベーションを設計事務所に依頼するメリットは?選び方や費用をご紹介

マイホームを購入するときに、中古物件を購入してからリフォームやリノベーションをおこなうか悩む方もいらっしゃるかもしれません。
リノベーションの依頼先としては工務店やリフォーム店が一般的ですが、設計事務所に依頼するのもひとつの方法です。
今回は、リノベーションを設計事務所に依頼するメリットにはどのようなものがあるか、設計事務所の選び方や費用についてご紹介します。

設計事務所にリノベーションを依頼するメリットとデメリット

設計事務所にリノベーションを依頼するメリットとデメリット

設計事務所にリノベーションを依頼する場合、さまざまなメリットやデメリットがあるので、その両方を理解したうえで検討すると良いでしょう。
ここからは、設計事務所にリノベーションを依頼するメリットとデメリットについてご紹介します。

高いデザイン力

設計事務所は、工務店やリフォーム店と違って、建物を直接施工せず、設計だけをおこなうのが特徴です。
設計に特化している分、高いデザイン力をもつデザイナーが多いのは大きなメリットといえます。
工務店やリフォーム店でも高いデザイン力をもつデザイナーはいますが、設計事務所なら、よりこだわったデザインや細かい要求に応えてくれる可能性が高いです。
また、これまでの蓄積された経験によって、間取りに合わせたさまざまなプランを提供してくれるなど、幅広い選択肢を提案してくれるでしょう。
設計事務所によっては特定のテイストに特化してリノベーションを手掛けているところもあり、自分のイメージに合った設計事務所を選べば、より好みに合うデザインが得られます。

自由に設計できる

設計事務所にリノベーションを依頼するメリットのひとつが、設計の自由度の高さです。
設計事務所にリノベーションを依頼した場合、決まったプランから選ぶより、オーナーの希望に合わせたオーダープランが基本となります。
そのため、オーナーの好みやこだわりに合わせたリノベーションが実現しやすくなります。
リノベーション会社やハウスメーカーにリノベーションを依頼した場合、基本のプランはあらかじめ決まっていて、そのなかから選んでいくタイプが多いです。
たとえば建材が規格化されていて選択肢が少ないケースや、設計に制約が多いなど、オーナーの希望に沿った設計ができる可能性は低くなります。
自分たちのこだわりを最大限活かしたリノベーションを目指すなら、設計事務所を選択するメリットは大きいといえるでしょう。

費用が高くなりやすい

一方で、設計事務所にリノベーションを依頼するデメリットとして、費用が高くなりやすい点が挙げられます。
設計事務所は設計に特化しているため、一般の工務店にくらべて設計料が高くなる傾向があります。
一般的に、リノベーションの総工費の10~15%が設計料の目安です。
たとえば、リノベーションの総工費が1,000万円だとすると、設計料は100万円~150万円かかる計算になります。

リノベーションを依頼する設計事務所の選び方

リノベーションを依頼する設計事務所の選び方

設計事務所はそれぞれ強みや特徴が違うため、自分に合う設計事務所の選び方は慎重におこなう必要があります。
ここからは、リノベーションを依頼する設計事務所の選び方についてご紹介します。

リノベーションの施工実績が多い

設計事務所の選び方として重視しておきたい点のひとつに、リノベーションの施工実績が多い点があります。
リノベーションの施工実績が多い設計事務所なら、プランナーの経験値が高いため、さまざまな要望に対応してくれる可能性が高いです。
反対に、リフォームをメインでおこなっている会社だと、設計の経験が必ずしも十分とはいえないかもしれません。
リフォームは家の設備を入れ替えたり、壁紙を張り替えたりと、家を新築に近い状態に戻すものですが、リノベーションは作り変える目的でおこなうため、設計が重要になってきます。
リフォームではなく、リノベーションの施工実績が多い設計事務所を選べば、高い設計力や蓄積された経験から幅広い提案が受けられるでしょう。

予算管理能力がある

リノベーションはコストがかかるものですが、リノベーションにかけられる予算は人それぞれです。
設計事務所の選び方として、予算管理能力にすぐれた設計事務所を選ぶのが重要なポイントです。
依頼主の限られた予算のなかでも、最大限の効果が上げられるような設計をおこなってくれる設計事務所なら、安心して設計を任せられます。
ただやみくもに高いプランを提示してくるのではなく、依頼主の要望をできるだけ実現できるよう、予算の範囲内でアイデアを駆使してくれるような事務所を探しましょう。

担当者との相性が良い

リノベーションを依頼する設計事務所の選び方として、担当者との相性は大事なポイントです。
リノベーションを進めていくうえで、プランニングや工事の打ち合わせなど、何度も話し合いを重ねる必要があります。
そのときに、スムーズにコミュニケーションが取れる間柄でないと、最後まで安心して一緒にリノベーションに取り組めません。
担当者と実際に対面したときの印象で「この方に任せて大丈夫」と思えるか、相性が良いかどうかも重視して選びましょう。

設計事務所にリノベーションを依頼する場合の費用

設計事務所にリノベーションを依頼する場合の費用

設計事務所にリノベーションを依頼する場合、費用はどのくらいかかるのか、どの段階から費用が発生するのか気になるところです。
ここからは、設計事務所にリノベーションを依頼する場合の費用についてご紹介します。

設計料の決め方

リノベーションを設計事務所に依頼する場合の費用としては、設計料が大きな項目です。
設計料の決め方は、総工事費に対する割合で決められます。
工事費が高額になれば、その分設計料も高くなるため、リノベーションにかかる費用を考えるうえで、設計料も頭に入れながら予算を立てる必要があります。
とくに、フルリノベーションのような規模の大きいものになると、設計料も高額になる可能性があるため、注意が必要です。
設計事務所に依頼した場合の設計料は、一般的に総工事費の10~20%といわれています。
リフォーム会社や工務店の設計料は総工事費の2~5%といわれているため、設計事務所のほうが割高になる印象はあります。
しかし、その分こだわりに合わせた綿密な設計をおこない、依頼主の希望により合わせたプランを立ててくれるでしょう。

どこから設計料がかかるの?

どこから設計料がかかるのかは各会社によって違いがありますが、一般的に設計事務所にリノベーションを依頼した場合、初期の段階から設計料がかかることが多いようです。
初期の段階で依頼主の要望を聞き取って、手書きで作成される計画案のことを「ラフプラン」と呼びますが、このラフプランの段階から設計料がかかるケースが多いです。
リフォーム・リノベーション専門店などでは、ラフプランの作成はサービスでおこなうところもあるため、最初に相談する段階で、設計料がどこからかかるのか確認しておくと良いでしょう。

途中で中止した場合

設計事務所にリノベーションを依頼した場合、一般的に「設計契約」を結ぶケースが多いです。
そのため、プランを作成する時点で、設計料が発生することになります。
万一、設計の途中でリノベーションが中止になったとしても、プランの作成から料金は発生しているため、中止になった時点までにかかった実費を支払う必要があります。

まとめ

設計事務所にリノベーションを依頼すると、高いデザイン力がある、自由に設計できるメリットがありますが、一方で費用が高いデメリットもあります。
設計事務所の選び方としては、リノベーションの施工実績が多い、予算管理能力がある事務所で、なおかつ担当者との相性が良い点も重要なポイントです。
設計事務所にリノベーションを依頼する場合の費用として、設計料は総工事費の10~20%が一般的です。


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