リノベーションで外せる柱を見分ける方法は?外せない柱の活用方法も解説
マイホームを購入した後でリノベーションをおこなう場合、邪魔な柱が気になることがあります。
しかし、柱は建物を支えるものであることから、リノベーションで簡単には撤去して良いかどうか判断できません。
そこで今回は、リノベーションで外せる柱と外せない柱を見分ける方法と、外せない柱の活用方法を解説します。
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リノベーションで外せる柱と外せない柱の特徴とは
マイホームの購入後にリノベーションをお考えならば、外せる柱と外せない柱それぞれの特徴をチェックしましょう。
リノベーションで柱が問題になる理由
リノベーションでは、住宅の間取りごと変更するような大規模な工事がおこなわれます。
こうしたリノベーションでは広い空間に取り残された柱が邪魔になる場合が多く、外せる柱と外せない柱の判別が重要になります。
リノベーションを考えるならば、最初からすべての柱は外せないとあきらめるのではなく、外せる柱と外せない柱を見分けることが大切です。
リノベーションで外せる柱の特徴
室内にある柱のなかでも、外せる柱には共通する特徴があります。
まず、外せる柱と判断できるのが、間柱とよばれるものです。
間柱とは、内壁と外壁に張る合板などを支える柱で、家の構造を支える柱ではありません。
家の強度に関係する柱ではないことから、この間柱を外しても家の耐震性などに影響がないことが特徴です。
また、比較的重要な役割を果たす管柱であっても、撤去できる場合があります。
管柱とは、柱のなかでも比較的重要な種類で、フロアごとに分断された柱です。
外せる管柱の特徴としては、真上にある柱などを補強できることが挙げられます。
リノベーションで外せない柱の特徴
住宅を支えている柱は、通し柱と管柱の2種類です。
このなかの通し柱とは、1本で土台から軒までを支える柱で、これを外すことはできません。
通し柱を外した場合、耐震性が大きく下がり安全性が失われてしまいます。
通し柱の多くは住宅の隅に配置されていますが、住宅によってはほかの場所に設置されているため外さないよう注意が必要です。
また、管柱の一部は撤去できる柱ですが、構造上重要と判断される管柱は外せない柱です。
このほかに、厳密には柱ではないものの、住宅構造を支えている筋交いは外せないことに注意しましょう。
筋交いとは、柱と柱を斜めにつなぐもので、耐震性を高める機能があります。
筋交いと同様に、壁と梁についても外せない場合がありますので、リノベーションの前には十分に検討することが大切です。
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リノベーションにおける外せる柱と外せない柱の見分け方
外せる柱と外せない柱の違いを把握したら、実際に自宅のどの柱が外せるかを見分ける必要があります。
図面を見る
外せる柱と外せない柱の見分け方として一般的なのが、建築当時の図面を見ることです。
木造の一戸建てでは、重要な役割を果たす通し柱・管柱には図面上で×印がついています。
また、より重要な通し柱の×印は、丸で囲まれていることが特徴です。
一方で撤去できる柱である間柱には、図面上で/の印がついています。
ただし、過去に別のリフォームをおこなっている住宅では、柱の内容が図面どおりではない可能性があります。
さらに、実際に柱を外しても問題ないかを判断するには、計算による構造的検討が必要です。
リノベーション会社に相談する
通し柱・管柱・間柱の特徴と図面での印を把握しておけば、図面から外せる柱と外せない柱をある程度は見分けられます。
しかし、図面を見ただけでは外せる柱と外せない柱を判断するのは困難であることから、信頼できるリノベーション会社に相談することがおすすめの見分け方です。
計算による構造的検討が必要である場合はもちろんのこと、図面自体がない場合には、解体をおこない柱の状態を見なければ外せる柱と外せない柱の判断ができません。
そのため、マイホームの購入後にリノベーションをするならば、早い段階で親身に相談に乗ってくれるリノベーション会社を探すことが大切です。
マンションの注意点
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の場合、コンクリートの筐体には斜めの3本線が記載されています。
マンションでリノベーションを考えていても、このコンクリートの柱は撤去できません。
また、低層マンションのなかでも壁式構造の物件は、室内の専有部分にこうしたコンクリートの柱があることが注意点です。
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リノベーションにおける外せない柱の活用方法
構造上どうしても外せない柱がある場合、リノベーションをあきらめるのではなく外せない柱を活用する方法を考えてみましょう。
活用方法①部屋のアクセントにする
柱と壁を取り払って広い空間を作りたい場合、外せない柱は邪魔になってしまいます。
しかし、この外せない柱を部屋のアクセントとして活用すれば、おしゃれな空間が作れます。
違和感なく部屋のアクセントにするためには、外せない柱の色選びが大切です。
ナチュラルな雰囲気の空間を作る場合、柱は白系の色で塗るのがおすすめです。
また、落ち着いた雰囲気の空間を目指すならば、柱を黒く塗っても良いでしょう。
さらに、柱の存在感を活かしたい場合には、壁紙と対比する色に塗ることを考えてみてください。
このほかに、外せない柱を1本だけ残すのではなく、同じサイズの柱を数本追加して並べることもおすすめの活用方法です。
塗装だけでなくタイルを貼ることもできますので、思い切って柱を中心にした部屋作りを考えてみましょう。
活用方法②造作収納を設置する
外せない柱の活用方法として、造作収納の設置が挙げられます。
外せない柱のほかにもう1本柱を立て、脇板を渡せば収納スペースとして利用可能です。
リノベーション後に新しく収納家具を買うよりも安価となりやすいのはもちろんのこと、外せない柱を有効活用できます。
外せない柱を活用して設置した収納スペースには、インテリアに合わせた小物や観葉植物などを置きましょう。
また、外せない柱の近くに斜めの筋交いがある場合だと、より大きく収納力の高い収納スペースを設置できます。
外せない柱があるならば、柱を活かして快適な空間作りを考えてみましょう。
活用方法③猫のための設備を作る
マイホームを購入して猫と暮らしやすいリノベーションをお考えの場合、外せない柱を活用して猫のための設備を作るのがおすすめです。
外せない柱は市販品のキャットウォークよりも頑丈であるため、猫にとって安全な遊び場所になります。
活発に走り回る猫や運動量の多い猫でも、外せない柱を活用したキャットウォークならば壊れる心配が比較的少ないでしょう。
複数の柱と筋交いを活用してキャットウォークを作るだけでなく、外せない柱1本だけを使ってキャットタワーを作ることも可能です。
外せない柱は床から天井まで十分な高さがあるため、高いところが好きな猫にとって楽しめる場所となります。
活用方法④ハンモックを設置する
外せない柱は頑丈であるため、これを活用して室内にハンモックを設置できます。
ハンモックは家族がくつろげるアイテムとなるだけでなく、色などにこだわればおしゃれなインテリアとして空間に調和します。
また、低い位置にハンモックを設置し、子どもの遊び場所として整備するのもおすすめです。
子どもの遊び場所として活用する場合には、ハンモックだけでなく楽しめる遊具も外せない柱に設置すると良いでしょう。
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まとめ
リノベーションで外せる柱の特徴は、耐震性などに影響がないことであり、これには間柱と一部の管柱が該当します。
外せる柱と外せない柱の見分け方は、図面を見るほかに、リノベーション会社に相談するのがおすすめです。
リノベーションで外せない柱は、部屋のアクセントやキャットウォークにするのがおすすめの活用方法です。
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