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2面バルコニーと両面バルコニーの違いは? マンション選びで後悔しないポイントを解説

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高井 瑞樹

筆者 高井 瑞樹

前職の金融機関では、消費者ローン・事業性融資を主とする融資係として金融知識を深めてまいりました。元銀行員としての知識を生かし、金融業界からの目線も併せてご提案させていただきます。
不動産業界としては1年生ではありますが、知識を深めつつ誠心誠意努めてまいります!

マンションの間取り図で「2面バルコニー」や「両面バルコニー」という表記を見て、何が違うのか分かりにくいと感じたことはありませんか。なんとなくお得そうに見えるものの、具体的なイメージが持てないままお部屋選びをしてしまうと「思っていた使い勝手と違った」ということにもなりかねません。
そこでこの記事では、まず2面バルコニーと両面バルコニーの基本的な意味から整理し、それぞれのメリットや注意点、さらに違いと選び方のポイントまで分かりやすく解説します。
これからマンション購入やお住み替えを検討している方は、ぜひ最後まで読んで、後悔しないバルコニーのある暮らしづくりにお役立てください。

2面バルコニーと両面バルコニーの基本

マンションのバルコニーは、室内と外部をつなぐ半屋外空間として、採光や通風、避難経路の確保など多くの役割を担っています。一般的には、2階以上で屋根がなく手すりがある張り出し部分を指し、洗濯物干しや物干し金物の設置場所としても利用されています。
また、専有部分ではなく共用部分とされることが多く、管理規約や使用細則で利用方法が細かく定められている点も特徴です。そのため、単なる「外に出られる場所」ではなく、建物全体の安全性や快適性に直結する重要なスペースといえます。

次に、「2面バルコニー」と「両面バルコニー」という言葉の概要を整理しておきます。
2面バルコニーとは、同一住戸の2方向にバルコニーがあり、隣り合う2つの外壁面に配置されたタイプを指す場合が一般的です。一方、両面バルコニーは、住戸の前後など反対側同士の2方向にバルコニーが設けられたタイプを指す用語として使われています。似た表現として「ルーフバルコニー」「インナーバルコニー」などもありますが、これらは位置や構造を示す言葉であり、向きや配置を表す「2面」「両面」とは意味合いが異なります。

実際の物件概要や間取り図では、「2面バルコニー」「両面バルコニー」の表記が必ずしも統一されていない点に注意が必要です。
例えば、南面と東面にまたがるL字型のバルコニーを「2面バルコニー」と表示しているケースもあれば、2か所に分かれたバルコニーを指している場合もあります。また、「両面バルコニー」という表現でも、住戸の前後に完全に分かれているケースだけでなく、共用廊下側との関係や形状が物件ごとに異なります。
そのため、表記だけで判断せず、間取り図や現地での配置を必ず確認することが大切です。

用語 おおまかな意味 確認したい点
2面バルコニー 隣り合う2方向のバルコニー 一体型か分離型か
両面バルコニー 前後2方向のバルコニー 共用廊下側との関係
その他の表記 ルーフなどの種類 位置と広さの実際

2面バルコニーの特徴とメリット・注意点

2面バルコニーは、1つの住戸に対してバルコニーが2方向に設けられている間取りを指すことが多いです。特に角住戸で採用されることが多く、建物の角を囲うようにバルコニーが配置されるケースが一般的です。そのため、日当たりや通風、眺望の面で有利になりやすいとされ、分譲・賃貸いずれでも人気のあるタイプです。
ただし、向きや階数、周辺建物との位置関係によって体感できる効果には差が出る点に注意が必要です。

2面バルコニーは、片側を洗濯物干しや布団干しのスペース、もう片側をくつろぎや観葉植物を楽しむスペースといったように使い分けしやすいことが特徴です。リビングと洋室など、複数の部屋から出入りできる動線となる場合もあり、日常生活の移動がしやすくなります。また、風向きや天候に応じて干す場所を変えられるため、急な雨や日差しの強さにも柔軟に対応しやすいです。
このように、家事とくつろぎの両面で活用しやすい点が、2面バルコニーの大きな魅力です。

一方で、2面バルコニーは、方角や隣接住戸との位置関係によっては視線が気になりやすくなる場合があります。共用廊下側に近い面では、人の通行による視線や音が届きやすく、防犯面での配慮も欠かせません。また、バルコニー面が増えることで外気に接する面積が大きくなり、冬場の冷え込みや夏場の熱気の影響を受けやすくなる可能性もあります。
内見時には、方角や見える景色、隣戸との距離感、防犯設備の有無などを総合的に確認しておくことが大切です。


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項目 確認したいポイント 主なチェック内容
日当たり・通風 方角と周辺建物 遮る建物の有無
プライバシー 隣接住戸との距離 視線が合う位置関係
防犯面 共用廊下との関係 施錠や目隠し設備

両面バルコニーの特徴とメリット・注意点

両面バルコニーは、住戸の前後2方向にバルコニーが設けられた間取りを指すことが一般的です。具体的には、南北や東西といった向かい合う2方向に外部空間があるため、「部屋の両側にバルコニーがある」イメージを持つと分かりやすいです。
不動産用語集でも、相対する2方向にバルコニーがあるタイプとして説明されており、2面バルコニーの中でも開口方向がはっきり分かれている点が特徴です。
そのため、両面バルコニーと表示されている場合は、住戸の前後に外部への開口があるかを確認することが大切です。

両面バルコニーは、風通しと採光の両方を確保しやすい点が大きな特徴です。相対する2方向に窓とバルコニーがあることで、いわゆる「風の通り道」ができ、室内の空気を効率よく入れ替えやすくなります。また、時間帯によって日が当たる向きが変わるため、朝日と夕日それぞれを取り込みやすく、日中を通じて安定した明るさを感じやすいと言われています。
その結果、室内の湿気をため込みにくく、カビ対策や結露の軽減といった住環境の快適性にもつながりやすい構成です。

一方で、両面バルコニーならではの確認すべき点もあります。
まず、片側が共用廊下に面している場合、廊下側の窓やバルコニーは人の視線が入りやすく、カーテンを開けにくいと感じる方も少なくありません。また、前後2方向に開口があるということは、家具の配置や収納計画に制約が出やすく、壁面収納を設けられる面積が相対的に減る場合があります。
そのため、両面バルコニーの間取りを検討する際には、共用廊下との位置関係や視線の抜け方、家具を置ける壁の長さなどを内見時に細かく確認しておくことが大切です。


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確認項目 見るポイント 注意したい点
共用廊下との関係 廊下側開口部の位置 視線・音の入りやすさ
風通し・採光 窓の大きさと方角 一方が暗くならないか
家具配置・収納 連続した壁の長さ 収納量と動線の確保

2面バルコニーと両面バルコニーの違いと選び方

まず、「2面バルコニー」と「両面バルコニー」は、どちらもバルコニーが2か所に設けられている間取りという点では共通していますが、その配置の仕方が異なることが多いです。
一般的に2面バルコニーは、住戸の2方向(例えば南と東など)にバルコニーが連続または分かれて設けられた形を指し、角住戸に多く見られます。一方で両面バルコニーは、住戸の前後2方向にバルコニーがあり、片側が共用廊下となるような建物で、廊下側ではなくバルコニー同士が向かい合う配置が特徴とされています。
そのため、どちらも採光や通風には有利ですが、日当たりの向きや眺望、プライバシーの確保のしやすさなど、得意とするポイントが少しずつ異なります。

次に、ライフスタイル別に考えたとき、日当たりを重視する場合は、より多くの時間日射が得られる方位にどちらのバルコニーが向いているかを確認することが大切です。
例えば、在宅時間が長く、室内の明るさや冬場の暖かさを重視する方は、主に過ごす居室と日当たりの良い側のバルコニーとのつながりを意識すると良いでしょう。
風通し重視であれば、両面バルコニーのように住戸の前後に開口部がある間取りは、室内に風の通り道をつくりやすいとされています。
また、プライバシー面を重視する方は、共用廊下側の開口部が少なく、外部からの視線を避けやすい配置かどうかを、不動産広告の間取り図だけでなく実際の現地で確かめることが重要です。内見の際には、まず2面バルコニーか両面バルコニーかという名称だけにとらわれず、バルコニーの位置関係と居室とのつながりを具体的に確認することが大切です。

例えば、主寝室やリビングから直接出入りできるか、洗濯物を干す場所と室内からの動線が短いか、共用廊下や隣接住戸からバルコニーがどの程度見えるかなどを、実際に歩きながらチェックするとイメージがつかみやすくなります。
不動産会社へ希望条件を伝える際は、「2面バルコニー希望」といった言い方に加えて、「前後にバルコニーがある間取りで風通しを良くしたい」「角住戸で2方向から採光を取り入れたい」など、求める効果を具体的に伝えると、適した住戸が紹介されやすくなります。
このように、言葉の違いだけでなく、自分の暮らし方とバルコニーの配置の相性を意識して検討していくことが、満足度の高い住まい選びにつながります。

比較項目 2面バルコニー 両面バルコニー
バルコニーの向き 隣り合う2方向 前後など対面方向
通風のしやすさ 斜め方向の通風 一直線の風の通り道
プライバシー面 角住戸で確保しやすい 共用廊下を避けやすい

まとめ

2面バルコニーも両面バルコニーも、日当たりや風通しを高めたい方に人気のある間取りです。ただし、向きや配置によって、得られる明るさや風の抜け方、プライバシー性は大きく変わります。
内見では、時間帯を変えて室内の明るさや風通しを確認し、共用廊下や隣戸からの視線もチェックしましょう。
そのうえで、家族構成や生活スタイル、重視したいポイントを整理し、希望条件として不動産会社に具体的に伝えることが大切です。



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