【窓リフォーム】カバー工法とは?よくある失敗事例と後悔しないための対策

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石田 唯

筆者 石田 唯

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【窓リフォーム】カバー工法とは?よくある失敗事例と後悔しないための対策

マイホームのリフォームやリノベーションをご検討中の中で、古くなった窓の開閉のしづらさや断熱性の低さにお悩みではありませんか。
冬の厳しい寒さや夏の寝苦しい暑さ、隙間風や深刻な結露といった窓周りのトラブルは生活の質に直結するため、費用を抑えつつ効果的なリフォーム方法を探しているというお声をお客様からよく伺います。
本記事では、手軽なリフォームとして人気の「カバー工法」について、その基本的な仕組みやメリットだけでなく、実際に施工された方が感じがちな後悔の事例や、失敗を防ぐためのコツまで、不動産のプロの視点から詳しく解説いたします。

窓のカバー工法とは?基礎知識やメリットを解説

窓のカバー工法とは?基礎知識やメリットを解説

窓のリフォーム手法には、主に既存の枠に新しい枠を被せる方法があり、近年人気を集めています。
まずは、窓のカバー工法の仕組みや他の工法との違いについて解説していきます。

既存の窓枠を残したまま新しい枠を被せる仕組み

窓のカバー工法とは、現在設置されている既存の窓枠(サッシ)を壁から取り外すことなく残したまま、その上から一回り小さい新しい窓枠をすっぽりと被せて取り付けるリフォーム手法のことです。
マンションでも戸建て住宅でも広く採用されており、大掛かりな解体工事を伴わないのが大きな特徴です。
ただし、マンションの窓枠(サッシ)は原則として「共用部分」にあたるため、カバー工法でリフォームを行う際は、必ず事前に管理組合への申請と許可が必要になる点には注意しましょう。
壁を壊して枠ごと撤去する従来の方法に比べて、工事中の騒音やホコリの発生が少なく、普段通りに生活を続けながら手軽にリニューアルできるため、現場でも多くのお客様にご提案している工法です。

工期短縮とリフォーム費用の削減というメリット

既存の壁を壊さずに済むことは、工期の短縮とリフォーム費用の削減という大きなメリットをもたらします。
通常の窓交換工事では、外壁のカットや内装クロスの剥がし、新しい窓を入れた後の壁の補修や足場の設置などが必要となり、数日以上の工期と高額な費用が求められます。
しかし、カバー工法であれば、一窓あたりわずか半日から一日程度で施工が完了するのも強みです。
大工工事や外壁塗装工事、足場代などが不要になるため、トータルの費用を安く抑えることが可能です。
浮いた予算を他の部屋のリノベーションに回すことができる点も魅力と言えるでしょう。

はつり工法や内窓設置といった他の工法との違い

窓のリフォームには、カバー工法の他に「はつり工法」や「内窓設置」といった手法があります。
はつり工法は壁を壊して窓を丸ごと交換するため、サイズを自由に変更できる反面、費用と時間がかかります。
一方、内窓(二重窓)設置は、既存の窓の室内側にもう一つ新しい窓を取り付ける手法で、断熱効果は高いものの、開閉の手間が二回になるというデメリットが存在します。
カバー工法は、はつり工法よりも費用を抑えつつ、内窓のような開閉の煩わしさを生むことなく新しくできる、バランスの取れた工法です。

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窓のカバー工法でよくある後悔と失敗事例

窓のカバー工法でよくある後悔と失敗事例

前章では、カバー工法のメリットについて述べましたが、実際に施工して後悔するケースもありますよね。
ここでは、窓のカバー工法でよくある後悔や失敗事例について解説します。

リフォーム前より窓ガラスの面積が小さくなる後悔

カバー工法において最も多く聞かれる後悔の声が、窓の採光面積が小さくなってしまうという問題です。
既存の窓枠の内側に新しい窓枠を取り付けるという構造上、どうしてもサッシの枠の幅が太くなり、その分だけガラスの面積が一回り小さくなってしまいます。
リフォームが完成した後に「想像以上に窓が小さく感じられる」「部屋が暗くなった」「眺望が悪くなった」と落胆されるお客様がいらっしゃいます。
特に、元々サイズの小さな小窓やルーバー窓などでカバー工法を行ってしまうと、ガラス面が極端に減少し、閉塞感(または圧迫感)を生む原因となるため注意が必要です。

新しい枠の厚みによって足元に段差ができる事例

次に注意すべき失敗事例は、足元の段差です。
既存の枠の上に新しい枠を重ねて被せるため、特に床から天井近くまである掃き出し窓(ベランダや庭へ出入りする窓)の場合、下枠の部分に数センチの立ち上がり段差が生じます。
リフォーム前はフラットだったにもかかわらず、この段差ができたことで「洗濯物を干す際につまづきやすくなった」「掃除機をかける際に引っかかって不便」といった生活上の小さなストレスを抱えるケースがあります。
ご高齢のご家族がいらっしゃるご家庭や、バリアフリー化を意識したリノベーションでは大きな後悔につながります。

一部のみの施工で家全体の性能が改善されない後悔

予算の都合などで、リビングや寝室など一部の窓だけをカバー工法でリフォームした結果、家全体の断熱性や防音性が十分に改善されなかったという失敗事例も少なくありません。
住宅の熱は、想像以上に窓から出入りしています。
一部の窓を高断熱なものに交換しても、リフォームしていない古い窓が残っていれば、そこから空気が逃げてしまいます。
結果として「廊下や他の部屋との温度差が激しくなった」「結露が別の窓でひどく発生するようになった」といった事態を招き、期待していた光熱費の削減効果も薄れるため、費用対効果に不満を感じる結果となりがちです。

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窓のカバー工法で後悔を防ぐためのコツと対策

窓のカバー工法で後悔を防ぐためのコツと対策

ここまで、よくある後悔の事例を解説しましたが、事前にしっかり対策を練ることもおさえておきましょう。
最後に、窓のカバー工法で後悔しないための具体的なコツについて解説していきます。

採光性や見栄えについて事前のすり合わせを徹底する

窓が小さくなり部屋が暗く感じてしまう後悔を防ぐためには、事前の確認と業者との綿密なすり合わせが欠かせません。
カタログの数値に頼るだけでなく、施工業者が持っている実際のカットサンプルを見せてもらったり、シミュレーション画像を活用したりして、枠がどのくらい太くなり、ガラス面が減少するのかを視覚的に把握してください。
不動産のプロとしてもお伝えしたいのは、元々小さい窓の場合は無理にカバー工法を採用せず、ガラス部分だけを交換する手法や内窓の設置など、別のリフォーム手法へ柔軟に切り替える判断を持つことが重要だということです。

スロープ形状の造作部材などを活用して段差を解消する

掃き出し窓に生じてしまう段差への対策としては、バリアフリーに配慮した部材選びが鍵となります。
新しい枠によってできる段差に対しては、段差緩和材と呼ばれるスロープ形状の造作部材や、専用のフラットカバー材を室内側に設置することで、つまづきのリスクを大きく軽減できます。
また、下枠の立ち上がりが極力少なくなるように設計された、フラットなレール構造を持つカバー工法用のサッシも販売されています。
打ち合わせの初期段階で「段差を極力なくしたい」というご要望を施工業者へ明確に伝え、最適な解決策を提案してもらいましょう。

断熱性能の高いガラスやサッシを選び快適な環境を作る

カバー工法で窓をリフォームする最大の目的は、断熱性や気密性を高めて居住空間を快適にすることです。
せっかく安く施工できるメリットを活かすのですから、部材選びで妥協してはいけません。
熱伝導率の低いアルミ樹脂複合サッシやオール樹脂サッシを選択し、ガラスにはLow-E複層ガラス(エコガラス)などを選ぶことが、結露を防ぎ、一年を通して快適な室温を保つためのポイントです。
性能の高い部材を選ぶと初期費用は上がりますが、長期的な光熱費の削減効果や、毎日の生活の質が向上することを考慮すれば、確かな性能を持つ製品へ投資することが後悔を防ぐ最大の秘訣です。

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まとめ

本記事でお伝えした通り、窓のカバー工法は既存の枠を活かすことで大掛かりな解体工事を避け、工期や費用を抑えられる非常にメリットの大きいリフォーム手法です。
しかし、施工後に窓ガラスの面積が小さくなってしまったり、足元に予期せぬ段差が生じてしまったりといった、特有の構造に起因する後悔の事例が存在するのも事実です。
これらの失敗を未然に防ぐためには、事前に採光性の変化や段差に対するスロープ部材の活用、そして断熱性能の高いサッシ選びなどについて、施工業者と綿密な打ち合わせを行うことが何よりも重要となります。
マイホームの窓リフォームについて少しでも不安や疑問がございましたら、ぜひ一度、私たち不動産のプロにご相談ください。
お客様のお住まいの状況やご予算を丁寧にお伺いし、最適なリフォームプランをご提案いたします。

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リノベスト不動産

大阪府内を中心に、親身な対応と誠実なご提案を信条に、不動産の再生と活用をサポートしています。
不動産は資産であると同時に、暮らしの基盤となる大切な空間。お客様一人ひとりの想いに寄り添い、最適な提案を心がけています。

■強み
・大阪府内で豊富なリノベーション実績を保有
・住まいや店舗を資産価値のある空間へ再生する提案力
・売却 / 買取も含めた一貫対応で高い信頼を獲得

■事業
・戸建て / マンション / テナントのリノベーション
・戸建て / マンションの売却および買取
・住まいの再生から資産運用まで幅広く対応


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