リノベーションの照明計画はどうやる?部屋別のポイントについても解説

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高井 瑞樹

筆者 高井 瑞樹

前職の金融機関では、消費者ローン・事業性融資を主とする融資係として金融知識を深めてまいりました。元銀行員としての知識を生かし、金融業界からの目線も併せてご提案させていただきます。
不動産業界としては1年生ではありますが、知識を深めつつ誠心誠意努めてまいります!

リノベーションの照明計画はどうやる?部屋別のポイントについても解説

理想の住まいを目指してリノベーションを進めるなかで、照明選びや空間に合わせた配置をどのように決めるべきかお悩みではありませんか。
部屋の雰囲気や日々の暮らしやすさは光の当たり方一つで大きく変わるため、なんとなく選んでしまうと完成後に生活のしづらさを感じて後悔につながりかねません。
本記事では、失敗を防ぐための照明計画の基本手順をはじめ、空間を彩る代表的な照明器具の種類や、それぞれの部屋の用途に合わせた最適な考え方について解説します。
これからリノベーションを控えており、細部までこだわった快適な照明計画を実現したいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。

照明計画とは?

照明計画とは?

照明計画の基本には主に、重要性の理解や具体的な手順、選び方があります。
まずは、照明計画の基本について、解説していきます。

照明計画の重要性とは

照明計画とは、部屋を明るくするだけでなく、暮らし方や家具の配置に合わせて、必要な場所へ適切な光を届ける考え方です。
以前は中央の照明1灯で均一に照らす方法が一般的でしたが、現在は用途ごとに複数の光を使い分ける設計が選ばれています。
リノベーションでは、既存の天井高や配線経路に制約があるため、間取りや内装と同時に検討することが重要でしょう。
また、仕上げ工事の前に器具やスイッチの位置を決めれば、完成後の使いにくさや追加工事をより確実に抑えられます。
さらに、分電盤の容量や回路も確認し、家電とのバランスを整えることで、安全性と快適性を兼ね備えた住まいになるでしょう。

照明計画を立てる手順

照明計画を立てる際には、最初に図面と現地を確認し、天井裏の空間や既存配線の経路、設置できる器具の条件も事前に把握します。
次に、家具や家電の配置、生活動線を具体的に想定し、どこで何をするのかを基準に光の位置も決める流れです。
読書や調理などの作業場所には十分な明るさを確保し、一方で、くつろぐ場所はまぶしさを抑えると過ごしやすくなるでしょう。
そのうえで、全体照明と手元灯を組み合わせ、必要な場所だけ明るさを補える構成に整えます。
また、出入り口や廊下には操作しやすいスイッチを配置し、最後に配線図へ器具の位置を書き込んで、設計者や施工担当者と共有することが大切です。

空間に合う照明の選び方

空間に合う照明を選ぶ際は、光の色味を表す色温度、明るさ、物の色の見え方を示す演色性と実際の見え方まで確認します。
寝室やダイニングには2700Kから3000K程度の電球色がなじみやすく、洗面室や収納には約5000Kの昼白色が適しているでしょう。
また、細かな作業をする場所では、文字や手元を確認しやすい昼光色を取り入れる方法もあります。
料理や肌の色を自然に見せたい場所では、演色性が90以上の器具を選ぶと、日々の確認や身支度にも安心です。
さらに、光の広がり方や照射角度を比べ、視線の先へ光源が直接入らない位置に配置すれば、用途と雰囲気を両立した空間に仕上がります。

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知っておきたい照明器具の種類

知っておきたい照明器具の種類

前章では、照明計画の基本について述べましたが、具体的にどのような器具があるのか気になりますよね。
ここでは、代表的な照明器具と光の種類について、解説していきます。

ダウンライトの特徴

ダウンライトは天井へ埋め込む小型照明で、器具が目立ちにくく、照明器具の存在感を抑えながら、室内をすっきり見せられる点が魅力です。
表面にほこりがたまりにくいため、日常のお手入れを簡単にしやすく、天井面をより広く見せられることも利点といえるでしょう。
広く照らす拡散型はリビングや廊下の基本照明に向き、一方で、集光型は食卓や絵画を際立たせる演出に適しています。
また、可動式を選べば、家具を移動した後も照らしたい方向へ角度をより適切に調整できて便利です。
設置時は天井裏の深さや断熱材の有無を確認し、薄型や断熱対応の器具を選ぶほか、光源交換の可否まで考えておきましょう。

ペンダントライトの魅力

ペンダントライトは天井から吊り下げる照明で、手元を照らしながら、空間のアクセントとしても楽しめます。
ガラスや金属、和紙など素材によって光の広がり方や印象が変わるため、家具や内装との相性を意識すると良いでしょう。
ダイニングでは、テーブル天板から器具の下端まで70cmから80cmほどにすると、視界を妨げず食卓を照らせます。
また、料理を自然な色で見せたい場合は、演色性が80以上の器具を選ぶと、食卓全体の印象も整いやすくて安心です。
さらに、ダクトレールを設けておけば位置の調整がしやすく、小型の照明を2灯から3灯並べるなど、暮らしに合わせた演出も取り入れられます。

間接照明の取り入れ方

間接照明は、天井や壁へ光を当て、反射した柔らかな明るさで空間を包む照明手法です。
天井を照らすと高さを感じやすくなり、壁面を照らすと素材の凹凸や奥行きを引き立てられるでしょう。
また、足元へ組み込めば、夜間の移動を支えながら落ち着いた雰囲気も演出できます。
きれいに仕上げるには、壁面の仕上げも含めて内装工事と同時に計画し、器具を隠す板や100mmから150mmほどの空間を十分に確保することが大切です。
さらに、光が途切れないよう器具同士の間隔にも配慮しながら継ぎ目や角度を整え、反射面には光沢を抑えた素材を使うと、むらの少ない自然で上質な光の広がりにつながります。

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リノベーションの部屋別における照明計画のポイント

リノベーションの部屋別における照明計画のポイント

ここまで、照明器具の種類を解説しましたが、部屋ごとのポイントもおさえておきましょう。
最後に、部屋別の照明計画の考え方について、解説していきます。

リビング等の照明工夫

リビングやダイニング、キッチンが一体となった空間では、過ごし方に合わせて複数の照明をより柔軟に使い分けることが基本です。
団らん時は150lxから300lx程度、読書時は500lxを目安に調整すると、家族で必要な明るさを確保しやすいでしょう。
また、夜は2700Kから3000Kの電球色、作業時は約5000Kの昼白色へ切り替えるとより快適に過ごせます。
ダイニングには演色性の高い器具を選び、ペンダントライトは天板から60cmから80cmほどの高さが目安です。
一方で、キッチンは調理台の真上へ光が落ちるよう配置し、影を抑えながら食材を確認しやすい環境へ整えましょう。

寝室における光の演出

寝室内では、就寝前に落ち着いて過ごせるよう、2700K以下の電球色と10lxから30lx程度の控えめな光が適しています。
ベッドの真上へ強い照明を置くより、壁や天井に反射させる間接照明を用いると、横になった際もまぶしさを感じにくいでしょう。
また、ダウンライトを使う場合は枕元を避け、足元側や壁側へ寄せる配置が安心です。
さらに、夜間の移動に備えて人感センサー付きの足元灯を設ければ、眠気を妨げず安全を確保できます。
就寝前の動作を考え、入り口と枕元から操作できるスイッチも計画しておくと、横になった後でも起き上がらず、手元で無理なく照明を切り替えやすくなるでしょう。

水回りや廊下の照明配置

収納内では、衣類や小物の色を見分けやすい照明も選び、人感センサーで自動点灯させると、両手がふさがっている時も使い勝手が高まります。
洗面室は天井照明だけでなく、鏡の左右や正面から顔全体を照らす器具を設けると、影ができにくいでしょう。
また、廊下にはまぶしさを抑えた保安灯を適切な間隔で配置し、夜間も安全に歩ける明るさを確保します。
階段では段差の先端が見えるよう足元へ光を当て、踏み外しを防ぐ配置が重要です。
さらに、吹き抜けへ照明を設置する場合は、掃除や交換のしやすさも含めて電球交換や日々の手入れ方法まで考え、長く無理なく維持できる高さと器具を選ぶ必要があります。

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まとめ

リノベーションの照明計画は、生活動線や家具の配置に合わせて用途ごとの明るさや色味を決め、電気配線を含めて事前に整えることが重要です。
空間に合う照明器具として、すっきり見せるダウンライトや素材感を楽しめるペンダントライト、光を反射させて穏やかに照らす間接照明が代表的です。
各部屋の用途に合わせて複数の光を使い分け、リビングの快適さや寝室のくつろぎ、水回りや廊下の安全性を高める配置を工夫すると、より心地よく暮らせるでしょう。

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リノベスト不動産

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